ユニバース・アドベンチャー ★18

 ★18 Where is DARKNESS’s Base?

「実は、見当はついてるんですよ」
 セインが言った。
「……そういうのは、前回に入れないか?
 前回で話は終わったと思ってたじゃないか」
「大丈夫ですよ、ブログでフォローが入ってると思うので。
 ……この星はドームの中はテクノスターとして発展していますが、ドームの外は驚くほど未開です。
 ドームは年々拡大していますが、それでもこの星の裏側はあまりの猛吹雪のため、ドーム建設すらできないほどの土地になっています。
 ダークネスが基地を作るのに、これ以上いい場所なんてないと思いませんか?」
「まあ、確かにそうだな……。
 でも、外の気温って確か……」
「この季節はマイナス40℃前後ですね。
 でも、大丈夫ですよ、防寒服の性能は抜群ですから」
「そんなに信用できる言葉じゃないわね。
 UFOでぎりぎりまで近づけないの?」
「前にも説明したでしょう。
 ダークネスはミサイルを配備しています」
「でも、あの時は結局勘違いだったじゃない。
 これでもし、犯人とダークネスが無関係だったら、本当に時間の無駄よ?」
「いや、あの時とは状況が違う。
 今は、どちらにしろ明後日までは何もできない。 どうせなら、可能性に賭けてみるのが、筋だろ?」
 いつもの事だけど、ヒカルの言葉には説得力があった。
「で、ドームからはどうやって出られるんだ?」
「ドームを直接出る方法は、ありません。
 ドームの外を工事するための出入り口はありますが、それも関係者以外立ち入り禁止。
 一度UFOで出て、ドームの外に着地するしか方法はありませんね」
「……でも、そしたら、犯人はどうやってここへ来たの?」
 カナが疑問を口にした。
「どういう意味ですか?」
「だって、ドームの外からしか進入できないんでしょ?
 ドームには検問があったから、爆弾なんて持ってたらすぐに捕まるし」
「あ……そっか……」
 いつも、カナの視点には驚かされる。
 ドームの中に入るには、検問を通らないといけないのだから、単純に考えて外に基地があるとは思えない。
「でも、外に大規模な基地を置いて、そこから連絡を取る事はできるんじゃないのか?」
 ヒカルのその問いに答えたのはセインだった。
「いえ、できません。
 ドーム外からの電波は届かないように設定されています。
 ドーム周辺には電波を通さない特殊な電波が流れていますし、ドーム内と惑星外との通信は全て検問あたりの唯一遮断電波の無い所から、人工衛星を通じて行われています。
 しかし、ここはテクノスターですから、ドーム内に基地を置くほどの土地も残っていないと思いますが……」
 その言葉で、あたしたちは揃って黙り込んでしまった。
 あたしは懸命に考えた。
 基地はドームの外にある。
 だが、実行犯はドームの中にいる。
 しかし、検問を通る事はできない。
 つまり、その2つの場所は、検問以外の場所で繋がれている、という事になる……。
 そこまで考えて、あたしは簡単な事を思いついた。
「わかった!!」
「本当に!?」
 サエが驚いたように聞いた。
「簡単よ。
 ドームの中に、地下通路が掘ってあるのよ」
 あたしは自信満々にそう言った。
 他の5人は、呆気にとられていた。
 と、ヒカルが噴き出した。
「何言ってんだ、ルナ!
 ドームは地面の中にも掘ってあるに決まってるだろ!
 でないと、暖かさが地面を通って逃げるからな」
 そう言われて、あたしは落ち込んだ。
 うつむいたあたしの背中を、セインがぽんぽんとたたいた。
「まあまあ。ルナさんの言う事は正しいかもしれませんよ。
 ドームのガラスに穴を開けられた可能性もありますから。
 とにかく、まずは外を探してみましょう。
 全てはそれからです」
 そう言うと、他の人たちも頷いた。
「確かに、外に基地がなければダークネスとは関係ないだろうしね」
 こうして、あたしたちは、ようやく1つの壁を乗り越えた。
 それに丸々1話使うのもどうかと思うけど……。

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