ひとりごと access_time2014.03.29 04:15 update

lives

木曜日に、高校の軽音部の卒業ライブがありまして、 私は軽音部ではない、単なる帰宅部なのですが、知り合いに軽音部がすごく多く、個人的にもライブは好きなので、行ってきました。 ライブ自体に関しての感想は直接、またはツイッターでだいたい書いたので少しにとどめますが、最高でした。 私はライブの醍醐味って歌とか演奏じゃないと思うんですよ。 だってその点ではCD音源に勝てるわけがないんだから。 例えば、曲間のぐだくだトークであったり、逆にカッコつけた掛け声であったり、曲順であったり、観客を煽るアレンジであったり、そしてそれに対する観客のノリや拍手やモッシュであったり、 そういうのを簡単に表せば「ライブ感」だと思うんですけど、 大半のバンドがこれで解散・メンバー脱退・活動休止し、さらに言えばそこにいた卒業生たちが別々の道を歩む中での、 「二度とない時間」を共有できたことは本当に良かったです。最高でした。 あ、あと、うちの高校の卒業生・在校生でバンド活動を継続される方は、 ホームページ制作を依頼してもらえれば超低額で請け負いますのでよろしくお願いします。 ——————– ライブのあとに軽音部のプチ打ち上げがあって、なぜか軽音部ではない私もついていったわけですが、 なんというか、初めて「卒業」という実感が湧きました。 ある意味でライブそのものより価値のある、かけがえのない時間でした。 私はとにかくいろんなことに興味のある人間で、 人の話を聞くのも好きで、同じくらい自分の話をするのも好きで、 人と意見を交わし合うのが一番好きなのです。 だから、気になることがあればググるし、 まとめブログのタイトルだけ見てわかった気にならずに元記事まで探すし、 そうやって知識を蓄えて、「どんな相手ともどんなジャンルでもある程度話ができる」ことに喜びを感じるタイプで。 その意味で、やっぱりこの6年間で知り合った人たちは、みんな癖があって、レベルが高いんですよ。 学力とか偏差値ではなくて、もっと根底にある、知力というか、うまく表現できないのだけど、 アニメの話を振っても対応してくれるし、消費税の話を振っても対応してくれる、そういう「考えの深さ」というか。 ヒトリエ好きな同級生はたぶん学年で5人もいないのだけど、ヒトリエの話を振ったらそこから洋楽やロキノンの話に持ち込んでくれるような、 「いい意味で頭を使うトーク感覚」ってとても素敵だと思うのです。 この中高一貫で6年過ごしてなかったら、やっぱり今の私はなかったと思うし、 確実に学年有数の問題児ではあったのですが、でもそれを許容してもらえたことも含めて、 数え切れないほどの良い刺激をもらえた6年間とその仲間に、心から感謝しています。 ——————– もう1つ、嬉しかったのは、 もうこんなのただのお世辞スパイラルだろって感じもするのですが、 ライブ終了後の私の感想ツイートを見た何人かに、嬉しいと言ってもらえたり、気に入ってもらえたことが実は大きくて、 それは、この6年、 ブログでは何回かアドレスを変えたり記事を消したりしたし、 ツイッターもアカウントを数回変えたし、 リアルでも最大の話し相手とあっさり別れたし、 そういうことはあったのですが、 6年間、私が最も苦心してきたことって、 「自分の感情をいかに正確に、的確に、かつ迅速に、言語化して相手に伝えるか」ということと、 「自分の意見をいかに相手に納得してもらうように表現するか」ということだと思っていて。 それは、 もしかすると、明確に意識したことはなかったのですが、 中1の終わりに担任の先生から強烈に説教をされて全く反論できずに泣いてしまった時から、ずっと目標になっていたのではないかと、冗談ではなく思うのです。 内向的なのに攻撃的で、ネガティブなのにアグレッシブな私は、 「こんなに言いたいことがあるのに、どうして私のメンタルはこんなにも弱いんだろう」とずっと自己嫌悪していて、それは今でも変わっていないのですが、 例えば、ブログ自体はこの6年間、おそらく月単位で更新しなかったことは一度も記憶になく、 その中で、いろんな人や物をdisって、自分の考えにも満たないような思いの一つ一つを、できる限りの論理で武装して書き綴ってきたはずで、 今にして思うとそういう積み重ねの中で、自分はきっと感情を言葉として表現することがちょっとは上手くなったし、 それを咄嗟にまとめたり、人前で意見したり、反論することも、少しは上手くなったはずなのです。 中3の文化祭ではブログやその他の書き物でしか担任や同級生女子を批判できなかったのが、 高2では高校の弓道部に喧嘩を売って最終的にリアルでの口論に何とか勝利したし、 高3の秋には校長と学年主任に喧嘩を売って一応口論では最後まで主張を曲げず、いくつか爆弾を残して引き上げることができたし、 きっと自分はこうしてどんどんハイレベルな社会の厄介者に育っていくのだと思います。 ……いや、改めて振り返ると私の6年間ってホントろくでもないな……。 でも、そういうことで、 軽音部の方々は音楽が高校生活の中心にあったように、 私の高校生活の中心は絶対に「言語化」なんで、 それを評価してもらえたのはこじつけっぽいけどやっぱり最高に嬉しいことです。 ——————– ええと、後半が単なる自分語りになっちゃって申し訳ないのですが、 とにかくいろいろありがとうございました。 そんな人いないと思うけど学校外でこのブログ見守ってた方とか本当に感謝してもしきれません。 そして何よりも6年間、人によってはそれより短いけれど、 とにかく関わった全ての方に感謝したいです。 友人って本当に素晴らしいですね。 心ないことで定評のある私みたいな人間でもそう思わずにはいられない一夜でした。一昨日。 何がいいって、3ヶ月後か、1年後か、2年後か、10年後か、わからないけど、 次にあのメンバーで集まって話すの間違いなく死ぬほど面白いんだろうなあっていう確信があって、 大学にせよ浪人にせよもう間違いなく一人一人違う時間を、過去形としてなら絶対に楽しく共有できるだけの思慮の深さがある人たちだから、 その再会が今から楽しみで楽しみで仕方ないです。 絶対また会いましょう。よろしくお願いしますね。 ……なんかこれ、私4月中には死んでそうな文章だな……。

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