Windows 10 アプリの半角英数での記号入力がおかしくなる問題と対処法
日本時間8月3日についに正式公開されたWindows10 Anniversary Update。
うちのSurface Pro 4も配信開始直後にアップグレードアシスタントを使って意気揚々とアップデートしました。
基本的には良くなってて大満足なのですが、
アプデによって一部の設定がリセットされるという不具合?仕様?があるようです。
とはいっても既定のアプリとかContinuumの挙動とか、大したことないものが多いのですが、
一つだけ意味の分からない不具合が起きまして、
それがこの記事タイトルの、「Windows10 アプリ(UWPアプリ)で半角入力にした時だけ記号の入力がおかしくなる」というもの。
WordやChromeなどのデスクトップアプリでは、問題なく入力できるし、
全角入力時は何も起きないが、
Microsoft EdgeやTwitterを開いて半角入力に切り替えたところで、
[ キーを押したら ] が入力される。
] キーを押したら \ キーが入力される。
全く意味がわからない。
その後もいろいろ触っているうちに、Shift+2を押したら “ ではなく @ が入力されることがわかり、
このあたりで、どうやらUSキーボード配列と認識されているのではないか、と推測しました。
……しかし、「半角英数入力時のみ」「UWPアプリ時のみ」という狭い条件でのキーボード認識バグなんてのは、全く聞いたことがないし、検索しても全然出てきません。
デバイスドライバーの更新とか、何となく追加してあった英語言語パックの削除とか、いろいろ試してみて、
最終的に何とか対処法を突き止めました。私以外の環境でも同様の結果になるかは不明ですが、一応書いておきます。
参考までに私の環境は Surface Pro 4 + TypeCover(日本語)です。つまりアップグレードではなくWindows10プリインストール端末だし、Bluetoothキーボードでもありません。
認識バグの対処法
まず、「言語と地域の設定」を開きます。
Windowsユーザーにとってはまず「設定アプリ」を開いてから階層で探っていく方がお馴染みかもしれませんが、
ここは説明が楽なので
検索(Cortana)欄に「言語」と入力。これで行きましょう。
検索を呼び出すショートカットは「Windows+S」。
ドキュメントのところはプライベートなファイル名が表示されるので隠してあります。
こういう画面が表示されたら、「日本語」をクリック(またはタッチ)。
オプションを選択。
明らかにおかしい。絶対これのせい。
というわけで「レイアウトを変更する」をクリック。
これで「日本語キーボード」を選択して一度サインアウト。
すると、ちゃんとUWPアプリで半角入力しても日本語キーボードに準拠した記号入力ができるようになりました。
以上です。やり方自体は単純でした。
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正直なところ何が悪かったのかはさっぱりわかりません。
言語ごとのオプションなんて今まで弄った記憶もないので、アップデート以前からこういう設定だったのかどうかも不明……。
Surfaceでのみ起きるのか、どのPCでも起きるのかも不明だし、Twitterで軽く検索かけても全然ヒットしないので、同じ症状の方が果たして存在するのかも不安ですが、誰かしらの参考になれば幸いです。
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余談ですけど、今回のこの説明記事、Anniversary Updateで追加されたWindows Ink「画面スケッチ」の機能を使ったのですが、これ便利すぎてヤバいですね。
タスクバー右側のアイコン欄、キーボードの左隣のアイコンから呼び出せます。
名前的にペンデバイスがないと使えないように見えますが、Snipping Toolの進化形ですよこれ。
もちろんペンデバイスがあると最強。
今までは「スクリーンショットの一部を切り抜いてペンで注釈をつける」というだけの動作も、OneNoteやペイントなどの別アプリを経由しないと行えなかったのですが、これで一発。
欲を言えばEdgeやOneNoteみたいにキーボードからの入力や図形も入れられると嬉しい……。けどそこまでするならOneNote開けってことなのかな。