マギアナ、ドリー、青春ブタ、ガイド
暑い日々が続きますね。
最近は昼になると必ずクーラーをつけています。
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ブログリニューアルしたことをアピールするために8月は更新回数を増やそう、というのは7月時点である程度考えていたけど、
しかしマギアナブログになるのは考えてなかった。
なんでここまで執拗にマギアナの話をするかといえば、マギアナが素晴らしい作品というのはもちろんですが、
マギアナは私が評価しないと誰も評価しないであろう作品だからです。
『ズートピア』も『シン・ゴジラ』も『ファインディング・ドリー』も、評論大好きな人たちがこぞって観に行って評論レビュー書きまくってるけど、
そういう人たちは『ポケモン映画』なんて絶対に手を出さないわけで、
でもあの映画は実に深いメッセージが込められているから、私がやらなきゃいけないのです。お付き合いください。
近いうちにあの映画のストーリーのネタバレを含む記事を書きます。これを読めば映画を観なくても納得できるかもしれません。でも映画を観に行ってほしいです。
いや、あの内容で全然客が入ってないの本当にマズいって……。
少なくとも『ズートピア』の8割くらいの面白さはある。
『ズートピア』の8割というのは『アナ雪』と同等の面白さってことです。
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それはそれとして『ファインディング・ドリー』を観てきたんだけど、私は今、「ちゃんとしたレビューを書くエネルギー」をマギアナ以外に割いていられないし、ちゃんとしたレビューなんかいろんなところに落ちてるので、箇条書きで。
・『ズートピア』筆頭に「ストーリー・細かい描写」の全てが特定のテーマ・メッセージと結びつく映画を褒めすぎた反動で、単純に面白い映画を評価できなくなっている自分が嫌だ。面白かった。
・前半、ドリーの性格からくるトラブルがあまりにも多発しすぎてイライラしていたのだけど、後半でそれも1つの個性である的に転がっていくのを見て、自分の心の狭さを突き付けられた。人は誰でも得手不得手がある、というと説教めいた映画に見えちゃうけど、私が勝手に説教されただけです。
・というか、私が『ズートピア』大好きなのは結局テーマ性でもストーリーでもなくてジュディの性格が自分に似てるから、で片付くんじゃないかという気がしてきた。
・ところで、ディズニー/ピクサー映画はフルCGになってから年々ローカライズに力を入れていて、看板の文字が全部日本語になっていて、水族館のナレーターが八代亜紀(名前も八代亜紀)という力の入り具合だったんだけど、あまりにローカライズしすぎて日本の水族館に流れ着いたんだとしばらく勘違いした。でも実際にはカリフォルニアだったので、むやみなローカライズは逆効果なんじゃないかと思った。まあ字幕版見ればよかったんだけど。
・デスティニーが可愛かった。デスティニーさんと付き合いたい。
・タコが自動車を運転するシーンがあって、「タコですら運転できるのに……」ということで死にたくなった。
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『青春ブタ野郎シリーズ』最新刊(といっても文庫版では先月発売されてたもののKindle版)を読みました。
タイトルだけ聞くと家系ラーメンみたいだけど、『さくら荘』の系譜を確実に引き継いでいる作品です。めちゃくちゃ面白い。
たとえば『ズートピア』『輪るピングドラム』などの作品で描かれるのが、人類普遍の課題を暗喩するパブリックな世界だとすれば、
『青春ブタ野郎』が描いているのは実に素晴らしくパーソナルな世界で、
「思春期の男女の恋愛模様と複雑な人間関係、そして自我との戦い」みたいなものが全て。
世界の危機だったりもしないし、異世界転生だったりもしない。
まあファンタジーな要素はあるのだけど、ファンタジー要素について全くそれらしい理屈がない。
それはもう作品の前提であり根幹であるから、それにツッコミを入れるのは、たとえば『ズートピア』に「動物は二本足で歩いて都市を建造したりしない」と突っ込むのと同等に野暮なわけです。この作品で描きたいのはSF的な設定じゃなくて、あくまで人間。それ以外はオマケ。そういうストイックな姿勢が見えます。
『さくら荘』もそういう面はあったのだけど、ましろ筆頭にキャラクターの派手さだったり、ゲーム作りという夢を追う姿であったりにスポットが当てられがちだった。
そういう面がアニメ化に繋がったといえばそれまでだけど、今作はストイックに人間模様だけを描いています。だからめちゃくちゃ面白い。
高校生の時にこの作品があったら、さくら荘の比じゃなくハマってたかもしれない……。
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ところでリリカルスクールの3rdシングルとフルアルバム『Guidebook』の発売が決定しました。
3rdシングルももちろん楽しみなのですが、重要なのはアルバムの発売です。
私の大好きな『ワンダーグラウンド』の現メンバーでの再録! いやまだ発表されてないけどたぶんあるはず! なぜなら『ワンダーグラウンド』は前作アルバムより後に登場したシングルだから!
当ブログで毎年行っている「今年のベストソング」という企画がありまして、毎年、その年に発表された音源から選んでいるわけですが、
今年に関しては、今年4月に出会った『ワンダーグラウンド』にドハマリしているにも関わらず音源は昨年からあったという問題にずっと悩んでいました。
もしアルバムに2016再録版が収録されるならば、これを元にしてランキングに入れることができる。
大丈夫、去年だって『THE♡WORLD♡END / 堀江由衣』(シングル発売は一昨年、アルバム収録は昨年)をランクインさせたのだから。
あと、単純にリリスクが新譜を出すと各地でフリーのリリイベやってくれるのが嬉しい。
私、ららぽーととかショッピングモール行くのが好きなんですけど、行く理由がなくて困ってたんで、リリイベ目当てだと行く理由が生まれるんですよ。それだけで幸せ。
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最近、映画をたくさん観ている気がするけど、映画そのものを観たいというより映画の感想を観たくて・書きたくて映画を観ている気がする。
そういう理由で『シン・ゴジラ』が観たいのだけど、別に『シン・ゴジラ』そのものには全く少しも興味が湧かないので困ってる。
それはそれとして近いうちに『アリス・イン・ワンダーランド』観てきます。たぶん。
バランスよく更新していきたいのだけど、どうしても夏休みだとこういうレビューとかイベントの話題に寄ってしまうことは許していただきたい。とりあえず今月中にマギアナ考察、KindlePWとbath roomのレビュー、あとMS Band 2の記事を上げる予定です。アリスインワンダーランドは……まあ、めっちゃ面白かったら書くかも。