社会人大学
前から読みたいと思いつつ、いつかKindle版出ないかなーと思っていた本が、いつまで経ってもKindle化されないので痺れを切らして購入しました。
マンガとか小説とか、一度読んで終わりのものは紙でもまだ良いんですけど、こういう自己啓発チックというか、定期的に読み返したいものがKindleで出ないのは殺意を覚えますね、ほんとに。文庫本なので保管もしにくいし。いい加減にしてほしい。
それはおいといて、去年から『オードリーのオールナイトニッポン』を毎週聴いているので、気になってはいたのですが。
読んでいるとやはり面白いというか、こう、自意識過剰であることを受け入れた上で実際に社会の中でしっかりやっていっている人に対して、まだ社会に出てない私が「自分と同じだ!」って思うことはそれ自体が自意識過剰だろうとは思うのですが、
でも読んでて凄く共感できることばっかりで、こんなにいろんな社会のしきたりにいちいち引っ掛かっていたり疑問を覚えてたリしたら生きにくくて仕方ないだろうなーと思いつつ私自身の感じる生きにくさとそっくりです。
全体を通した話だし、Kindle版がないせいで引用するのが面倒なのでふわっとした言及になってしまいますが、
「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。」という話が出てきます。
結局、ネガティブにならずにいる方法は、その問題を解決するとか答えを出すとかではなくて、忘れて別のことに集中することなんだという、
それはすごく納得がいって。
例えば私がSplatoonを好きな理由は、それをしている間は他のことを考えずに済むからなんですよね。考えることが多いので。
逆に、ゼルダとかRPGは、マップ移動中とかに現実に引き戻されちゃうから結局ネガティブに囚われてしまって気分が落ちてしまうと。
それは凄く納得がいくんですけど、例えばSplatoonで3時間くらい楽しくなって、その後寝る時とか、学校に行く時とか、どうしたって現実に向き合う時間というのはあって、
結局、そこに答えを出さないでいること自体が良くないんじゃないかって思ってしまうんですよね。
ちゃんと正攻法で勝ちたいというか。
もちろん、それを現実逃避だとか良くないことだとか、そういう風潮で他人に迫るのは絶対に良くないと思ってます。
いじめとかで追い詰められている人であれば、それを忘れることも必要だし、「逃げるのは良くない」みたいな風潮が自殺を招いたりもするわけで。
そうなんですけど、私は残念ながら自殺するほど弱い人間でもなく、傷つくべきことをしても傷つかない自分が嫌いだし、
だからあくまで自分の好みとして自分はもっとクズである自覚を持ってないといけない、自分を追い詰めないといけないんだと思っていて、
それに対して、効率よくネガティブと付き合う方法を勧められても、やっぱりそれでは解決にならないんですよね。それが重要なこともよくわかるのですが。
そこだけがこの本でしっくりこなかったところというか、
やっぱり私は私なりに何か答えを見つけなきゃいけないんだなあと思いました。
単に時間が解決することというか、他人から言われるからしっくりこないだけで最終的に同じ場所に着地するのかもしれませんけどね。