ひとりごと access_time2020.01.19 16:02 update

問題意識

 毎日があっという間なのでつい最近更新したばかりのような気がしていましたが5日ぶり。ちょうどよいですね。

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 スターバックス。相変わらずたぶん週5。

 ジンジャーブレッドラテがついに終わってしまって悲しい……。別に冬だからとか関係なくてこれのアイスが好きなので通年で売ってほしい。

 1週間限定だった「ほうじ茶クリームラテ」も美味しかった。

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 ホットはほうじ茶ラテにホイップクリーム足せば飲めるらしいけど、アイスは……。

 仕事中に飲む場合だとどうせ暖房効いてるし頭もすっきりさせたいのでアイスばっかり飲んでるのですが、季節を問わずだいたいアイスよりホットの方がバリエーション豊富なのでアイス好きな人少ないんだろうなーという気分です。フラペチーノは飲み物じゃなくてデザートだから仕事中に飲んでも捗らないし……。

 行き場を失ったので仕方なくチャイティーラテを飲んでいます。っていうかチャイ以外のティーラテもアイスあっていいのに。


 そうこうしているうちにバレンタインシーズン。とりあえず「ホワイトチョコレートwithラテ」が美味しかった、けどこちらもホット限定なので毎日飲む感じにはならなさそう。

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 チョコレートムースがアイスにもトッピングできたら最高だったのになー……。

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 最近『東京ラットシティ / CY8ER』をずっと聴いています。

 1番のサビが終わった後の2番のAメロ入りで、和楽器ではない音が入ってくるときの感じが好きなんですが上手く説明できないのでわかる人だけわかれば。


 昨年末のベストソング記事で書いた

 その点でyunomiさんの書く歌詞って、いわゆる1軍の人たちへのルサンチマン的な感情が、テーマにもならないくらい当たり前のものとしてベースにある気がしてる

 という評価が、この曲を聴くと納得して頂けるのではないでしょうか。中田ヤスタカさんが提供した『恋愛リアリティー症』とは完全に異なる世界観だし、ここにこそ世代の断絶があるなと思います。良くも悪くも。


 あとはヒトリエとブクガを無限に聴くだけの虚しい日々です。いや別にブクガは虚しくないですが。

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 ChromiumベースのMicrosoft Edgeがついに正式リリースされました。

Chromiumベースになった新「Microsoft Edge」が配信開始 ~国内での自動更新は4月1日から – PC Watch

 日本での自動更新は4月以降とのこと。気になる方は手動でインストールもできます。

 といいつつ私はベータ版を2~3ヶ月前から使っていてメインブラウザにしているので今更なのですが……。旧Edgeも確認のためにたまに必要になるので両方入れています。

 個人的にはとても気に入ってるブラウザです。具体的には

  • 動作が軽快、開発者ツールが使いやすくなった(Chromeと同じ)
  • Chromeの拡張機能がそのまま使える
  • スタートページで日替わりの壁紙を表示してくれる
  • スタートページでニュースを完全非表示にできる(旧Edgeはできなかった)

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 特にこのスタートタブの写真が毎日変わって美しいのでこれのためにChromeではなくEdgeを使う利点があるかなというレベル。Microsoft Launcherもそうですが。

 Web開発者的な視点で言うと、ほぼChromeと変わらないですね。

 まあ旧Edgeの独特な挙動に苦しめられることもたまにあったので、Edgeが自動で置き換わるのはありがたいですが、最大の癌であるIEのサポートを切れないのでそこまで嬉しくもない……。Windows 7のサポートは終了しましたが、会社的にはしばらく続けていくだろうなという感じ。

 このブログはIE対応はだいぶ前から切っていますが、Nuxt移行が完了すれば自動コンパイルでIEでも見れるようになりそうです。不思議な話ですね。

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ネットは社会を分断しない――ネット草創期の人々の期待は実現しつつある / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-

 年始に見つけた記事がとても良かった、というか自分の中で結構大きなものだったので共有。

 というか自分の卒論のテーマがこんな感じだったんですよね。エコーチェンバー効果とか。薄っぺらい内容で書いたのでこの記事より遥か手前の浅い内容で止まっていましたが。


 全文通して読んでもらいたいなという興味深い記事なのですが、ざっくりまとめると「ネットを使っているからといって意見が偏るわけではない」「むしろネットを使っていると考え方は中庸に近くなる」「ネット上に書き込まれる意見が偏りがちなだけ」というもの。

 そしてその結論部分が個人的にすごく刺激を受けました。

しかし、繰り返すようにこれはネットでの意見の表明が分断されているだけで、ネット利用者の意見そのものが分断されているわけではない。ここを間違えてはならない。そして意見の表明が極端に偏っているのはソーシャルメディアの設計の問題なので、対処は可能なはずである。

 で、ここからはすごく個人的な夢の話をするので適当にスルーしてもらえれば良いのですが。


 文系出身で大学の時にそういう社会学的なことを専攻していて、こういうブログに書くような社会への問題意識があって、っていう人が今エンジニアをやっているのって、

 おそらく一般的には「せっかく大学で4年かけて数百万払って学んだことを全部無駄にして就職した人なんだな、まあ文系ならよくあることだよね」みたいな反応をされる立場だと思うのですが、個人的には全然そうは思っていなくて。

 というのも、今の社会の問題ってだいたいインターネットが関わっているし、今後の社会の方向性を決めるのもインターネットじゃないですか。それが良いか悪いかは別にして。


 そういう今の社会を変え得るサービスって、エンジニアは一人でも作れるんですよね。2chもFacebookもTwitterもそういう少人数で始まったものだし。もちろんそれにプラスしていろんな要素だったりが必要になっていくし、スケールさせられるかどうかの問題もありますが。

 例えば、この10年の日本社会に与えた影響として安倍首相とTwitterの開発者は同等程度じゃないかと。いやさすがに首相レベルは行かないにしても、そういうレベルの影響力はあるはずで。だから今社会を変えたいと思ったら絶対エンジニアになるのが最適解であるはずだし、

 実はそういうWebサービスを作るにあたって社会的な意義とか権力構造みたいなものって、意外とサービスの機能的な仕様・設計思想と不可分だったりするんですよね。

 これはどちらが優れているかどうかとは全然別の話で、Twitterの設計だからこそ実現された良いことも当然たくさんある、という前提で話をしますが、

 例えば、ブログであればコメントを管理者が削除できるけど、Twitterのリプライは管理者が削除できない。この時点でブログに比べて燃やしやすい構造だなと思うんですが、

 それって投稿されたコメントをDBのどのテーブルに入れるか、親子構造にするか別テーブルに入れるか、そこのUPDATE/DELETE権限を誰に持たせるかというデータ設計の話ですよね。

 だから、そういうメディアコミュニケーションとか権力構造みたいなことを学んでいる人がエンジニアとして設計部分から全部やるのって実はすごく理に適っている、と思っています。


 SNSとかソーシャルメディアのもっと良い形って絶対あるはずで、今のTwittterは明らかに炎上してでも過激なことを発信した方が得をするインセンティブが存在してしまっている。

 これはTwitter単体で、というより、それをお金に変えられるYouTubeやニコニコチャンネル・クラウドファンディングなどを含めたインターネット全体の設計でもありますが。

 例えばFacebookやInstagramがTwitterより炎上しにくいのも設計の違いだと思うし。まあ最近の木下優樹菜さんの件とかを見ているとそちらも雲行きは怪しいですが、相対的な話としてTwitterは炎上しやすい。

 とはいえ、そういう現在のインターネットの形が完成形で理想的だ、と思ってる人がそこまで多いとも思えない。仮にそう思われていたとしても、それって今の時代がそうだという一過性の価値観でもあるだろうし、もっと良いものが現れたらそちらに流れていくはずで、

 逆説的にそういうものを誰かが作るしか今の社会を変える方法はない。別にいま安倍首相とかトランプ大統領とかが辞めたからといって似たような人が全く同じ構造で支持を得るだけでしょう。だからいま世界各国で極右政党が台頭したりしているのだし。


 例えば数年前に出てきたMastodon、まああれは全然定着しませんでしたし、あのやり方では定着しないだろうなとも思っていましたが、

 ああいうものは誰かがコンスタントに提示していかなければいけなくて、

 その中の一人になりたい、そういうものを自分が作れればいいなという思いは強くあります。


 自分がフロントエンドエンジニアという部分に特化してスキルを付けたいと思っている理由もそこで、

 (もちろん自分が最初に触れ始めた領域だからというのは前提として)最小限のスキルセットで自分のやりたいことを実現できそうだなと思っているからです。

 これはちょうど1年前にも書いたことですが。

 今までだったらRuby on RailsやSQLやSwift/Javaなどの言語と作法を覚えなければ作れなかったようなWebサービスとアプリが、

 nuxt.js、node.js、Firebase、PWAといった新技術によって、むしろ今までよりも簡単に作れる可能性が出ていて、

 これは私のような「今まで作れなかった」人間にこそチャンスであるような気がするんですよね。既存の言語で作れる人はわざわざ新しいもので作ろうと思わないので。

年始の瀬 | Our Story’s Diary

 サーバーサイドはFirebase、モバイルアプリはPWA、ほんとにJavaScriptだけであらゆるデバイスで動作するWebサービスが作れてしまう時代が目の前にある。PWAはiPhoneではまだフルでは動作しないけど、潮流を考えたら2~3年以内には動くようにはなるはず。

 一方で、実際に人間が触るUI・UXの作りこみと、そもそもの思想・設計の部分は、今後どれだけ汎用的なBaaS(Backend as a Service)・PaaSが出てきても各サービスの中でやらなきゃいけない部分だし、そこだけが差別化のポイントになっていくだろうなと思っています。


 まあ当然こんなことを口だけで言っていてもダサいだけだし、だからといって確実に今年のうちにそういうものを作ります!とも言えないのですが。というか仮に作ってもこのブログで書くメリットはあんまりないですし。

 ただ、もっと長いスパンでそういうことを考えた上で、今Firebaseとかでいろいろ開発してるのはほんとに楽しいし意味があることだと思っているので、やっています、という話でした。


 あと、もちろんこういう個人的にやりたいこととは別に、もっと現実的な問題として、TwitterとかFacebookとか、あとYahoo!ニュースとかYouTubeとか、そういういろいろな問題が自由であることを理由に見逃されていた部分について社会全体で考え直されるタイミングはそろそろ来ても良いのになと思いつつ、それをやる理由が誰にもないから来ないんだろうなという感じ。

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