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明星

 この前の土日に『粗品単独ライブ「怪獣少女は火を吹かない」』を観ました。

 あんまり配信チケットをポンポン買わないようにはしているんですけど、さすがに1000円なら買っても良いかなと。


 コント職人が年1でやるような、高い完成度の舞台を作り上げた、みたいなことではなく、

 ある意味で「今後半年ネタ番組にピンで出る際のストックづくり」くらいの位置づけなのだろうと思うのですが

 そんな形ですら単独ライブとして成立させてしまう、圧倒的なセンスと勢い。

 大喜利の羅列みたいな構成のネタが多めでしたが、そのあるあるネタの切り口や魅せ方の面白さだけで爆笑してしまう。

 余韻が残るような形ではなくシンプルに笑わされっぱなしの2時間でした。

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 霜降り明星のスター性みたいなのってあまりにみんな言ってるし自分も言ってるしで今更語る必要もないとは思うんですけど、

 その中で2人のバランスで考えた時に、それこそダウンタウンみたいに、粗品の方が孤高さみたいなものを今後どんどん増していく(というか既にだいぶそうなっている)気がしていて、

 たぶんあと数年のうちにせいやピンのMC番組がどんどん増えて出演本数が多くなっていくんだろうなと思っているんですよ。

 一方で粗品の方がお笑いとしての評価が高い、それこそ配信番組だったり、アーティスト活動もそうだし、以前の『粗品TV』のような作品性の高いものをどんどん発信していくのだろうなという。

 その中で、『しもふりチューブ』や『霜降り明星のANN』がお互いの近況報告になっていく姿を眺めるのがファンとしては一番楽しいんだろうという意味で、このままずっと走り続けてほしいなと思う限りです。


 ダウンタウンとかくりぃむしちゅーとか千鳥とか、ツッコミがピンでゴールデンのMC、ボケがストイックなお笑い、みたいな相似を眺めていると、

 改めて若林がブレーンもMCも全部やってるというオードリーの異質さについて考えたりもします。そういう構造になるのはコンビの性格を知っていたら当たり前なんですけど、でも不思議。

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 『あちこちオードリー』観ていても思いますが、それぞれが戦略を立てて戦っている中で、似たポジションの先輩と同じことをしても上手くいかないし、みたいな、いろんな思惑の中で意図しない方向に転がっていくところと、それが割と広い範囲で世間を巻き込んでいくあたりに芸人とか芸能界特有の面白さがあるんだろうなと思います。アイドルとかアーティストに比べて、人気がそのまま世間の知名度に繋がっていく比重が大きいので、それこそある程度売れたらテレビで毎日観れるようになる、という楽しさはあるんでしょうね。

 芸人に限らず、何かを「推す」みたいな行為は、そこに自分の夢を乗せる部分が少なからずあると思っていて、だからよくツイッターとかで「そんな偉そうな口利いてるお前は誰なんだよ」っていう人たちがいますけど、それも投影を極めすぎた結果なんだろうなとか。かくいう自分もwowakaさんに対してそういう感じになってしまっていたし、それを避けるのも難しいのでしょう。


 それにしても霜降りANNのエネルギッシュな感じは本当に一握りの芸人の一瞬のタイミングしか見られない光景だなという気が凄くしていて、同世代のスターが駆け上がっていく感じがたまらないですね。これもずっと言っていますけど、自分の親世代にとってのダウンタウンやとんねるずやナイナイみたいに、もうたぶんこの先何があっても嫌いになれないレベルで無条件に応援したくなる対象なんだろうなと思います。そのホームがテレビの特定の番組ではなくラジオとYouTubeになってしまいそうなあたりも新世代。

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