フラワー・ストーリー 14年前

ハヤごとバックステージが、週1の楽しみ

ぼくはいつも、携帯でコメントなどの確認をしています。  が、ある事に気がついたのです。  携帯では、ウェブページが見られない!  ・・・というわけで、ウェブページと同じ内容をコピーして、記事にしました。  携帯からも小説が読めた方が、いいです・・・よね?    ・・・というわけで、早いもので2学期が始まってしまいました。  学校の事は書きませんが。  とにかく、夏休みが終わってしまったので、そろそろ本格的にブログを運営したいと思います。  というわけで、小説第2弾!  『frower*story』を、今週末(木~金)にアップします。  まあ、プロローグなので、激短ですけど。  もしかしたら、第1話まで載せるかもしれません。    内容については、アップしてのお楽しみということで。  まあ、一つ言っておくと、これは未来のこの世界の物語である、という事。  そして、ぼくの書いているデスティニーとフラワーは、実はデスティニー・ダークネスを書く少し前に書いていた、ある小説が元になっている、という事。  この小説(ここでは、とりあえずUAとしておきます)を通じて、デスティニーとフラワーとUA、とにかくぼくの描いているすべての世界が繋がっているわけです。  畑先生のマネではないので、あしからず・・・ ...

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デスティニー・ダークネス‐本編 14年前

デスティニー・ダークネス第1巻

 デスティニー・ダークネス (1)    序章 クレイア  ここは、ある王国クレイアの、1つの町フェイス。  クレイアは、モルディスという世界の中に位置する、小さな国である。  この物語は、フェイスに住む13歳の少年メオの物語から始まる──。    第1章 ある噂  フェイスにいる限り贅沢な暮らしはできない、というのがこの町の子どもたち全員一致の意見だった。  もちろん、メオもその意見を持っている。  もともとクレイアもどちらかといえば貧しい国なのだが、フェイスはそれに輪をかけてさらに貧しかった。  隣町のゲインはそこそこ発展していたため、そこに働きに行く人も多かった。  学校は、3日に1回、それも午前中だけ。  勉強嫌いな人から見たら、理想の暮らしだろう。  しかし、残りの2日は子どもも働いているため、遊んでばかりいられるわけではなかった。  むしろ、1日中仕事のあるフェイスの方が、間違いなく過酷で、大変だった。  そこまでしてもお金が不足するのだから、もし働くのが嫌いな子どもがいたら、そこはまさしく地獄だ。  残念な事に、メオはその「働くのが嫌いな子」だった。  メオは、フェイスというこの町が大嫌いだった。  働くのが嫌いで、遊んでいる方が好きなメオにとって、フェイスという子どもでも働かなくてはならない町を嫌うのは、当然といえば当然だろう。  メオも最初のうちは仕方ないと諦めていたが、少し前にある噂を友達から聞かされた時に、その考えは捨てられた。 「なあメオ、知ってるか?」 「何を?」 「実はな、クレイアの王様が、2ヶ月くらい前に命令を出したんだ」 「どんな命令だ?」 「国の境界線辺りにある北の洞窟に入って、中にある秘宝を取ってくることのできる勇者を探している」  クレイアの王は、おそらくクレイアで唯一貧乏でない者だった。少し前までは国民の事を考えている優秀な王だったが、最近は自分勝手ばかりしていて、全く信頼されていなかった。 「本当か?」 「そして、もしその秘宝を取ってきた者には、一生かかっても使い切れないような莫大な財産を褒美として与える」 「ふうん……で?」 「いや、別に。それより、公園で遊ぼうぜ」  今日は仕事の無い日だったので、メオは公園に行った。  メオはその話をどうでもいい話のように受け流したが、内心それをチャンスだと考えていた。  もしその莫大な財産をもらえたら、このフェイスで働く必要もなくなるし、貧しい村で一生を送る事もない──。  メオは、クレイアの王と所へ行くと、心を決めていた。  メオは、急いで身じたくを整えた。  大きな緑色のリュックの中に、森でもいだ果物、灯りのともるランプ、救急箱などを入れられるだけ入れた。  気に入っていた、丈夫そうな赤いシャツと黒い半ズボンを、丁寧にたたんでリュックの隣において、メオは全部まとめて押入れに入れた。  メオは、旅立つ日を、1週間後に決めた。  メオの、14歳の誕生日だ。  旅立つ日の前日は、学校の日だった。  1時間目は、歴史の授業だった。 「──こうして、勇者コレージェは魔王ダークネスからこの世界を守ったのです。……メオ!聞いてますか?」  メオは、聞いていなかった。明日の事を考えて、ぼんやりしていたのだ。 「えーと……聞いてません」 「しっかり聞いていなさい。でないと、放課後の補習に出てもらいますよ」  メオとしては、それだけはどうしても避けたかった。  給食の後すぐに学校は終わる。  メオは、荷物の最終点検をしようとしていた。  2時間目からはしっかり授業を聞き、何とかメオは補習を免れた。  給食を食べ終わって学校を出たとき、メオは誰かに呼び止められた。  振り向いてみると、そこにいたのはクラスメートのエミーだった。 「何かあったのか?」  メオが聞いた。 「それはこっちのセリフよ」  エミーが答えた。 「この1週間、授業はずっと上の空、いつも嫌がってた仕事も鼻歌を歌いながらこなす。それでもあなたを怪しいと思わないと、あなたは思うのかしら?」  エミーはクラス一お節介な女の子だった。  メオと違って、エミーはフェイスの事が好きだったし、貧乏である事や仕事ばかりしなければならない事をあまり悩んでもいなかった。 「別に、お前には関係ないだろう?」 「そんな事ないわ。で、何がしたいの?」 「教える必要が無いね」 「どうせあなたの事だから……境界線の近くの洞窟の秘宝を取って褒美をもらおう、とか考えてるんじゃないかしら?」 「………」 「やめといたら?メオは聞いてないかもしれないけど、秘宝を取りに行ってもうすでに王国の兵士が100人ほど命を落としたとか……第一、ここもいずれ発展するだろうし、もしダメなら私が絶対に発展させてみせる。だからあなたまでしぬ必要はないわ」  エミーの夢は、フェイスを発展させる事だった。 「エミーなら、この町を発展させるかもしれないな。でも、おれは今すぐこの町を出たい。だから、明日にはこの町を出る」 「……なら、私も行くわ」 「何言ってるんだ?」 「メオ1人だと確実に死んじゃうじゃない。私が行った方が、まだ成功の確率はあるわ」 「でも、お前はこの町にいたいんじゃないのか?」 「私は、メオと一緒にこの町を発展させたいの」  メオは、これ以上何を言っても無駄だろうと思った。  エミーは、とても頑固だったからだ。  それに、たとえ褒美の半分でももらえるなら、それで十分だ。  メオとエミーは、次の日の日が暮れる直前に町を出た。  幸い、出発した時には誰にも見つからなかった。  2人は夜が明ける前に隣町ゲインを目指した。  王国の首都レイアに行くには、ゲインの街外れにある森を抜けていくのが一番早かったからだ。  ただでさえ夜寝られない上に、追いかけてくる人はいないかと神経を集中させていたため、ゲインに着いた頃には2人ともくたくたに疲れていた。 「ねえ……宿屋を探して、今日は寝ましょうよ」  そんなに急ぐ旅でもないので、メオは認める事にした。  意外に宿屋は混んでいて、空いている宿屋を見つけた時には、すでに夕方になっていた。  夕食を食べ、2人は部屋の中でぐっすり眠った。  ここで眠った事を後悔する事になるとは、夢にも思わずに……。    第2章 再び、旅立ち  目が覚めると、メオは自分の家にいた。  一瞬安心したが、すぐに青ざめた。  メオは、確かに宿屋に泊まっていたはずだ。  急いでリビングに出てみると、メオの母は鋭い目で睨んできた。 「あのさ……」 「何でここにいるか、って聞きたいんでしょう?私が近くの町を探し回って、あなたとエミーの名前を宿屋に泊まっている人のリストの中から見つけたのよ。さあ、エミーの家に行きますよ。話はそこでしてもらうわ」  メオは、偽名を使わなかった事を後悔した。  メオは何も喋らないようにしようと決めていたが、エミーがどうするか全くわからなかった。  最悪、エミーが何もかも白状してしまうのではないか。  そう考えているうちに、エミーの家に到着した。  メオの母が聞いてきた。 「どこへ行ってたの?」  エミーが口を開いた。  やっぱり……心配したとおりだ。メオはそう思った。  ところが、エミーが話し始めたのは、予想と全く違う事だった。 「私、メオと一緒に買い物に行ってたの……ほら、昨日はメオの誕生日だったでしょ?だから、プレゼントを買おうと思ったんだけど、何がいいかわからなかったから、メオを連れて行ったの。そしたら、すぐに日が暮れちゃって、帰る時間も無かったから、あそこの宿を取って、寝てたの……」  メオは、全く信じられなかったけど、さすがにこんな嘘では騙されないだろうと思った。だから、この後の親たちの言葉の方が、もっと信じられなかった。 「あら、そうなの。だったら、無理矢理連れ戻しちゃって、悪い事したわね」  エミーも、たまには役に立つんだな。メオはそう思った。  その日は学校も仕事も無かったため、メオは一日中部屋でおとなしくしていた。  だが、心の中では次の旅立ちの計画を練っていた。  そして、次の日。   ...

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