フラワー・ストーリー 14年前

やっぱり、2人は2人のままで・・・

こんにちは。  自分の小説で少し泣きかけた者です。  第25~26章の半分外伝的なのがとてつもなく響きました・・・  まあ、そんな事より!  小説が26章まで進んだので、2章同時掲載!(マンガ連載雑誌風)  タイトルを考えるのが難しいです(ToT)  まあ、とりあえず2章分の解説&めぐみプロフィール紹介で。    《第9章》 >「菊川美羽、14歳。4月22日生まれのドリームウィング副リーダー。家族は──」 >「ストップ!何でそんなに知ってるの?」  美羽の過去がわかるか──と思いきや、ギリギリで止めてみました☆  やっぱり、こういうイジワルって作者の楽しみですよね☆  あ、美羽の家族ならもうすぐ・・・第20章くらいで明らかになるので、安心してください☆  テストが終わったらたぶん一日1~2個のペースで更新をしていくつもりなので。  いや、もしかしたら水曜に更新する可能性もあります。  地球人とアーチ人の文化は、奇跡的に何もかも一緒なので、区別がつきません。    《めぐみ》  ついに明らかになった第4の主要人物。  彼女は、とてつもない秘密があります、それも2つ。  なんて、少しネタバレになっちゃいましたかね?  美羽、夢人に並んで地球人側からは要注意人物の上位にいます。  彼女は結構地球人との戦闘経験もあり、地底の事にとてつもなく詳しい上、行動範囲がとにかく広いので、かなり使いやすいです。  ちなみに、ドリームウィングに入らなかったのは、スパイがいる事を考えてです。    《第10章》  いよいよ2桁突入!  ・・・別に嬉しくないですね。  前みたいに記念で長くしたりしないですし。  そして、再登場したのはあの兵士。  少しでもキャラがあれば、そして生きてれば、必ず2回は出す!  という事を考えています。  いや、たぶん竜は再登場しませんよ!?(笑)  あ、もしかしたら最終章で出るかな・・・(完全思いつき)    第11章は、かなり濃いです。  少し感動ものです。  まあ、裏設定を知らない人が見ると、何やってんの?的な事になりそうなのですが・・・  全ての謎が解けて、完結したら、ぜひもう1回読んでください。  全ての謎を知って読むと、実はかなり心に響く・・・  なんというか、無意識下の共鳴?  そして第12章は、第11章の続き的な感じで・・・。  実は重要人物が初登場したりします。  とにかく、たぶん明日も2章同時なので、お楽しみに~☆ ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第10章

めぐみと出発してから5日目。  私たちは、めぐみが仲間に加わってくれた事を心底嬉しく思っていた。  めぐみのおかげで、地底地図では2週間かかると書いてある距離を5日で進んでいたからだ。 「地底通路で、あたしに不可能はないよ。ただ、こっからは普通の通路を通るから、地球人と会うと思う。それなりに覚悟しててね」  その言葉で、私は身を固くした。  私は、今まで本当の戦いをした事はない。  さそりも竜も、私はほとんど何もしていなくて、幸運で生き延びたに過ぎない。  街で地球人と戦う時も、子どもだからと、戦いの場からは遠ざけられていた。  美羽もそれなりに経験はあるみたいだけど、やはり不慣れには違いない。 「大丈夫よ。あたしは絶対に負けないから」  めぐみのその自信がどこから来るのか、聞いてみたい。  まあ、それでどうにかなるものでもないので、覚悟を決めていよいよ本通路に入っていった。  1日目は何事も無く通路を進んでいけた。 「これなら、大丈夫そうだね」  そういって、私たちは適当な穴に入って寝袋にくるまった。  次の日も、順調に進んでいた。  私たちもだんだんお互いの事がわかるようになっていたので、話しながら先を急いでいた。  ところが……。 「静かにして!」  突然めぐみが緊迫した声で囁いた。 「誰か来る……あの穴に隠れて!」  私たちは近くにある手ごろな穴に身を潜めた。 「──にしても、あの逃げ出したやつ、本当にむかつくよな」  それは、地球人の兵士だった。  それも、聞き覚えのある声。  そう、私をころそうとした三人組だ! 「女にやられるし、格下げされるし、本当最悪だよ」 「アーチ人のくせに、生意気だよな」 「ああ。あんなやつ、今頃天罰が下ってるよ」  その言葉を聞いて、私はふつふつと怒りがこみ上げてきた。  アーチ人からアーチを奪ったのは地球人だ。  なのに何で、アーチ人が悪いみたいに言われなければいけないんだろう。  悪いのは地球人。  アーチ人に、罪はないはずだ。  そう思うと、私は自分で自分を抑えきれなくなり、兵士たちの前に飛び出して、ナイフを投げつけた。  兵士は咄嗟の事で避けられず、それをまともに食らった。  とはいえ、怒りで手元が狂い急所は外してしまったので、兵士は腕から血が出ただけで、命には関わらなかった。 「こいつ、あの時の!」  そういって、兵士の一人が銃を構えた。  引き金を引こうとしたその時、めぐみが穴から飛び出して、そのままとび蹴りを食らわせた。  兵士は倒れたが、無傷の兵士はもう一人いる。  私は助けに入ろうとしたが、めぐみが戦っていた。  めぐみは強く、かなり優勢だ。  美羽は懸命に腕を切られた兵士と剣で戦っているが、押され気味だ。  どうしようか迷っていると、蹴られた兵士が起き上がり、襲ってきた。  私は剣を持つその兵士を瞬時にかわし、後ろからナイフを突き刺した。  見ると、めぐみはすでに自分の相手を殺し、美羽を助けている。  やがて、その兵士も2対1で倒れ、私たちはその、命を賭けた戦いに勝利した事を悟った。 「この、ばか」  めぐみが私を見て最初に呟いたのは、そんな言葉だった。 「何でわざわざ戦いに出るのよ。隠れてれば、見つからなかったのに……」 「まあまあ、勝てたんだから気にしない方がいいよ」  美羽が言った。 「でも、あんたたち二人だったら、間違いなく死んでたよ」  めぐみの言葉は、事実だった。  3人中、2人はめぐみが倒した。  あとの1人も、不意打ちで弱っていたので、普通に考えれば簡単に倒せる。  つまり、事実上私と美羽は何もできなかったのだ。 「あたしは、あんたたちとずっと一緒にいる事はできないけど──」 「え!?」  美羽が驚きの声を上げた。 「あたしは、いつまでも伝説にすがろうと思わないの。今は方向も目的も同じだから助けてあげてるけど、地底の湖を抜けたら、後は別行動ね」  私は、めぐみがずっと一緒に旅をしてくれると思っていたので、それにはショックを受けた。  でも、いつまでもめぐみに頼れない。  私も美羽も、心の底ではわかっていたはずだ。  それに、地底の湖を抜けるまでは一緒にいられるのだ。  それまでは、先のことは考えないようにしようと私は決めた。  だって、地底の湖に辿り着けるかどうかも、怪しいんだし……。 ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第9章

「一体、あなたは誰なの?」  私はその人に聞いてみた。 「そうねぇ……答えてもあたしは困らないよ。でも、あんたたちが地球人じゃない証拠もないのよね」 「それは……」  言葉に詰まる私たちを見て、その人はまた微かな笑みを浮かべた。 「冗談よ。あたしは、あんたたちの事知ってるから」  そういって、その人は美羽の方を向いたようだった。  どうやら、暗闇でも目が見えるらしい。 「菊川美羽、14歳。4月22日生まれのドリームウィング副リーダー。家族は──」 「ストップ!何でそんなに知ってるの?」 「名前は二人が話してるのを聞いた。ドリームウィングの副リーダーの名前と誕生日は地球人の指名手配ポスターで誰でも知ってるから」  そういいながらその人は、さっき開いた穴へと向かっているようだった。  その人は穴をくぐろうとしたけど、不意に振り向いたみたいだった。  そして、こう言った。 「早く来なよ。それとも、ずっとこの穴にいたい?」 ********************** 「あたしの名前は、めぐみ」 「めぐみ?苗字は?」  あの後、私たちはすぐに穴に入って、寝てしまった。  本当はすぐにでもこの人──めぐみ──の正体を知りたかったけど、めぐみに誘われたし、疲れていたので、一晩経ってから改めて話す事となった。  苗字は、と美羽が尋ねると、めぐみの顔が少し曇った。 「苗字は、ないよ」 「何で?」 「……私、記憶喪失だから」  めぐみはわざと気軽に言った。  それが精一杯の守りなのだろうと、私は気づいた。  気まずい空気の中、何か他の話題はないかと探してみたが、その前に沈黙を破ったのはめぐみだった。 「いいよ、気を使わなくても。ところで、あんたたちは何でここに来たの?」  話題を変えた事はすぐにわかったけど、食い下がってもしょうがないので、答える事にした。  とはいっても、ドリームウィングの任務の事もいえないし……。 「えーと……」 「──あたしなら大丈夫。地球人じゃないし、たぶんあんたたちとは仲間だから。  あたしはここに住んでるって話、したよね?  でも、ずっとここにいるわけじゃない。いつもは、地球人の基地に行って、基地を壊滅させてるんだ。  あたしも、あんたたちと同じ様に指名手配されてるよ」 「え!?」  予想以上の展開に、私はついていけなかった。 「だから、あんたたちと目的は同じ。信用してくれる?」  その瞳が、嘘をついていないと語っていた。 「……あたしたちは、地球人を倒すために、花びらを集めてるの」 「……ああ、あの《願いが叶う花びら》の伝説ね。知ってるけど、ただのおとぎ話じゃないの?」 「ううん、本当みたいなの。証拠は無いんだけど……」 「じゃあ、一つ目の花びらは『彗星の滝』にあるの?」 「というか、あった、ね。私たちが取ったの」  そういって、私はピンク色のケースから、花びらを取り出した。 「確かに、本当みたいだね、この花びらを見てると」 「でしょ?で、二つ目の花びらは『地底の湖』にあるの」 「ふうん。だったら、あたしも一緒に行ったげよっか?」 「え?でも……」 「……あんたたちなら、信用できると思うんだ。目的も同じなんだから、二人より三人のほうがいいでしょ?真衣、美羽」 「……まぁ、あたしはその方が嬉しいな」  美羽は賛成した。 「私も。反対する理由もないしね」  私たちが認めると、めぐみはにっこりとこう言った。 「じゃあ、決定!裏道があるから、地底の湖の近くまで一週間で行っちゃおう☆」 「え!?」  私たちは驚いた。  地底の湖までは、最低でも1ヶ月くらいかかると書いてあったからだ。 「いくらなんでも、それは……」 「この地下通路で、あたしより早く移動できる人はいないね。5年間、ずっとここを拠点にしてたんだから」 「5年間!?そんなに?」 「それ以外にやる事もなかったしね。それより、早く行ったほうがいいんじゃない?地球人も狙ってるんでしょ?」 「それもそうね」 「じゃ、行こう。よろしくね、真衣、美羽」  めぐみが手を突き出した。 「よろしく」  私と美羽は同時に言って、その手の上にそれぞれの手を重ねた。  こうして私たちは、めぐみを仲間に加え、決意も新たに地底の湖を目指す事となった。 ...

comment  0
favorite  0