フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第33章

めぐみとライオンが、共に落ちていく──。  そう思ったが、めぐみはしゃがんだ瞬間にあの壁を登ったときに使った爪にゴムロープを巻き付けたものを地面に突き立てていた。  ゴムの反動で、めぐみは足場に戻る……つもりだった。  ところが、ゴムはあまりの勢いと熱さに、足場に辿り着く寸前で切れてしまった。  今度こそめぐみが落ちていく……。  ところが、めぐみはあり得ない反射神経で足場に裏にもう一つの爪を突き刺して、何とかバランスを取った。  めぐみは自分でも何をしたのかわからないかのような顔で一瞬呆然としていたが、やがて足場に復帰してきた。  そして、唖然としてめぐみを見ていた私たちを見て、怒鳴りつけた。 「何をぼけーっと見てんの?しぬわよ!!」  めぐみの叫びで、私たちは我に返り、一気に駆け出した。  道を進んでは、崩され、戻り、別の道を進み、また崩れる。  そんな繰り返しが続いた。  だんだんと道がなくなるにつれて、体力も気力もなくなり、恐怖だけが大きくなっていく。  それでも、少しずつ出口に近づいている。  いくつもの火柱の間を通り抜けて、ようやく出口に辿り着いた。  先頭のめぐみがいち早くそこに辿り着き、美羽がその後を追って出口に着く。  私も続けて入ろうとしたが、僅かな差で足場が崩れ始めた。  何が何だかわからないうちに、私は落ちていった。  ……はずだった。  私も死を覚悟していたが、その前に美羽が動いた。  間一髪、美羽が私の足をつかんで引っ張りあげたのだ。 「ありがとう……」 「今度は、あたしが助ける番だったね☆」  美羽が笑った。  めぐみも笑った。  私も笑った。  全員、ホッとしたように笑った。 ********************** 「花びら、取れなかったね……」  美羽ががっかりしたように呟いた。  火口はあのあとすぐに大爆発によって完全に塞がれたので、再びあの洞窟に戻るのは無理だろう。  そう考えていると、突然めぐみがふふっと笑った。 「何がおかしいの?」  私が気になってそう聞くと、めぐみが突然何かを見せた。  それは、紅く輝く、花びらだった。 「何でこれを!?」 「ほら、さっき足場から落ちそうになったじゃない?  あの時、あの足場の裏にこの花びらが隠されてるのを見つけたのよ」  それで、めぐみは一瞬固まってたのか。  私は変に納得した。 「でも、これで、3分の2集まったんでしょ?次の花びらは、どこにあるの?」 「確か……星くず草原、だったかしら?」 「ああ、あそこね。だったら、この近くにあたしの作った地下通路があるから、そこを使えばそこまで一気に行けるわよ?」 「ありがとう!」 「でも、あたしはもう少しここでやる事があるから。  この近くに、地球人の基地があと5個くらい残ってるの。  たぶん、また会えるから。その時こそ、地球人をフルボッコ……じゃなくて、追い払おうね?」  なんか聞いてはいけない単語が飛び出したような……。  とにかく、私たちはついに第4の花びらを手に入れた。  目指すは第5の花びらがある星くず草原。  でも、その前に……。 「またこの山を降りないといけないの!?」  魔の火山は、最後まで私たちを苦しめるのだった。 ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー 14年前

ダークファンタジーの集う世界

こんにちは。  昨日、あり得ないミスをしていました。  記事をまるまる載せ忘れてたんですよ!  今日初めて気がつきました。  第30章のフォローを完全に忘れてたし、  昨日の二度目の記事も実は2回更新じゃなかったし・・・  最近凡ミスが多い・・・  こんなミス、前ブログでは1度しかありません・・・  (53話の次に55話を載せた事があります・・・)  かなり気をつけている誤字も見つかったり・・・  絶対に誤字はしない!というのを心の中で決めていたのに・・・  ・・・ま、とにかく、第30章から3章分のフォローをしたいと思います。    《第30章》「フィルタリングに見事引っかかった危ない章」  あのモザイクは・・・きついです・・・  NEWVELではどうしよう?もっと厳しいんで・・・  で、真衣と美羽の過去編?。  無理矢理2章に分けました・・・  1年生なのに悪質すぎ!というツッコミは却下で。    《第31章》「フィルタリングに引っかからない事を祈る章」  JISATSUの件は、第3.5部《霊魂神殿編》で少し出したはずです。  意味のわからなかったあの部分の謎は、ここで解明されたはずです。  で、さらに第1部の彗星の滝編の描写をコピペしました。  この描写は、あともう1回出てきます。  第33章で・・・    《第32章》「パロイメージの多い章」  溶岩は、元ネタ『ドラクエ?』の死の火山をイメージしてください。  ライオンは、『星のカービィ 夢の泉DX』のライオンでもイメージしてください。  ・・・きっとわかんないですよね。  ちなみに、当初の予定で花びらはライオンのたてがみの中に埋め込まれている予定でしたが、  さすがに無理なのでやめました。  で、またも危機で止めてみて・・・    明日でいよいよ第4部完結。  そして明後日、いよいよ・・・!!  イメージ的には、  明日その隔離ブログへのリンクを貼ります。  そして、明日の午前0:01にパスワードを公開。  1周年記念に、ふさわしいですよね?  できれば9月に載せたい!とか思ったんですよ。  でも、やっぱ1周年記念がタイミング的には最高じゃないですか!?  なので、  10月23日、午前0:01、  前ブログ小説、解禁です。  細かい注意や説明などは、明日します。  どうしても、言わなきゃいけない事がいくつかあるので・・・    あ、ちなみにクロス小説は諦めました。  フラストの完結が先決です。  それから・・・  10月25日、デスティニー・ダークネス第3巻公開予定!  とりあえず、予告です。    物語は、新たな主人公を迎えて・・・  ───今、動き出す  モルディス最大の都市に忍び寄る、  ───死と、闇  ・・・そして、深まる謎  Overcome Destiny, “Ruler”...  デスティニー・ダークネス 第3巻  10月25日公開予定!    そして、予告ばっかりですが、  10月27日、フラワー・ストーリー 第5部 スタートです!  とにかく、いろいろ始まるので、  お楽しみに~☆ ...

comment  1
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第32章

話し終わったとき、めぐみは何ともいえない顔をしていた。  が、すぐにふふっと笑った。 「気持ちのいい話じゃないね。でも、そのおかげで、あんたたちがいるんでしょ?だったら、あたしは、こういうエピソードがあって、良かったと思うよ。  あたしは、別に美羽に対して同情とか、そういう事は考えないし、今のままだから」  そう、それがめぐみの本心だった。  嘘で固めた言葉でも、偽善を纏った表情でもなく、ただただ素っ気無かった。  それを不快に思う人もいるかもしれないが、私はその、めぐみの純粋で飾らないところが好きだった。 だからこそ、私はめぐみにこのエピソードを語ったのかもしれない……。 **********************  頂上までは、あと少しに迫っていた。  あの話の後は、皆真剣に登っていたからだ。  あの壁を越えてまで地球人は追ってこないと思い、めぐみもしっかり眠るようになっていたし、そのおかげでかなりスピードは上がった。  そして、ついに……。 「頂上に着いた!」  下を見下ろすと、私たちが登ってきた場所や、霊魂神殿、イバサリなどが遥か彼方に見えた。  感慨に耽る私たちを、めぐみが呼んだ。 「この火口が、入り口なんでしょ?早く行こうよ」  私は、いよいよこの長い苦労と疲労が報われる時が来たと感じていた。 **********************  ……前言撤回……。  苦労は全然報われなかった。  むしろ増えた。  暑い。  蒸し暑い。  火口に入ったのだから、当たり前なんだけど。 「あ゛~!暑い!熱中症になる!」  うだるような暑さに、全員へとへとになっていた。  目の前に続くのは、マグマに囲まれた、溶岩でできた無数の道。  道を間違えては戻り、進み、戻るの繰り返し。  暑さと苛立ちでだんだんと気力が失われていく。 「花びらはどこなの!?」  めぐみが叫んだが、答えは返ってこない。  その時、美羽が何かを見つけた。 「ねぇ……あそこにいるのって……」  そこにいたのは……ライオンだった。  しかも、私たちが渡ってきた道を完全に塞ぎながら近づいてきている。  私たちがいる場所は行き止まりで、唯一の逃げ道を塞がれている状態なので、戦うしかなくなっていた。 「どうする!?」 「こうなったら……戦うしかないでしょ」  とはいえ、幅の狭い一本道で、しかもバランスを崩すとすぐに溶岩に落ちるような状況では、かなりこちらが不利だ。  まず飛び出していったのは、やはりめぐみだった。  めぐみが近づくのを見て、ライオンは爪を立ててめぐみに飛びかかった。  めぐみはそれを鋭いバック転でかわすと、長剣を突き立てた。  ところが、ライオンはその剣を一瞬で溶かして体勢を立て直すとすぐに攻撃を再開した。  反射的に美羽が落ちていた溶岩の固まったものを拾って投げつけた。  ライオンは痛みでひるんだ。  めぐみはその隙を逃さず、咄嗟に爆弾を投げつけた。  ところが、暴れるライオンは爆弾を弾き飛ばした。  飛ばされた爆弾は溶岩に着地し、大爆発を起こした。  連鎖反応のように次々と岩でできた足場が崩れ落ちていった。  噴火する直前だったらしく、マグマに溜まっていたエネルギーが一気に噴出し始めたらしい。  私たちも、早くしないと、マグマに呑み込まれる!  私たちは燃え盛る火炎と火柱の間を、素早く逃げようとした。  ところが、ライオンが私たちを止めようとした。  どうやら私たちを道連れにするつもりらしい。  するとめぐみが再び前に進み出て、一度しゃがむとすぐに立ち上がり、そのまま横っ飛びになった。  ライオンが追いかけるようにして後に続く。  しかし、狭い一本道で、横っ飛びになれば、待ち受ける運命は一つだけ。  そう、マグマの餌食となるのだ! ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第31章

「止めないで……」 「どうして?止めるに決まってるじゃない!」  美羽は言い返そうと口を開いたが、一旦口を閉じ……ふっと息を吐いて、話し始めた。 「あたしのお父さんが、つい最近死んじゃったの……お母さんも、あたしが生まれてすぐに……」  突然の告白に、私は一瞬言葉を失った。 「だから、このまま生きてるより、お母さんに会いたい……」  私は、一瞬考えたが、やがて決心したように美羽のほうへ近づいて、美羽の頬を思いっきりひっぱたいた。 「痛い!何するの!?」 「当たり前でしょ?あなたは、それだけの事をしようとしたんだから……」 「私はただ、お母さんのところに行きたいだけじゃない!何がいけないの?」 「その気持ちは、わかるわ。  でも、だからこそ、お母さんにもらった、大切な命でしょ?大事にしないといけないじゃない……」  その言葉で、美羽ははっとしたように私のほうを向いた。 「ありがとう……」 「別にいいのよ。その代わり……」 「……何?」 「私と、友達になってくれない?」  美羽は予想外のその言葉に、少し驚いていたが、やがて、 「うん、いいよ!」  そういって、手を差し出してきた。  私が握り返そうと、手を差し出し返したが、その手は届かなかった。  美羽の立っている足場が突然崩れたのだ。 「きゃあああああああっ!」  美羽はすぐに足を踏み外し、そのまま落ちていく…………かに見えたが、間一髪、私は美羽の足をつかんで引っ張りあげた。 「ありがとう……真衣ちゃん……」 「何いってるのよ。当たり前でしょ?『友達』なんだから……」  それが、私と美羽の友情の始まりだった。  私が美羽と仲良く接する事で、だんだんとクラスの雰囲気もよくなり、美羽も今までと違い明るく接するようになったので、すぐにいじめはなくなった。  もしかしたら、先生は、こうなる事まで予測していたのかもしれない……と、私は時々そう考える事がある。  それから2年間、私と美羽はとても楽しい時間を過ごした。  しかし、その幸せな日々は、長くは続かなかった。  9歳の時に、私は両親の都合で引っ越す事になってしまった。  引っ越しの当日、美羽はとてもつらそうだったが、努めて明るく振舞い、プレゼントをしてくれた。  それは、ピンク色の小さなケースだった。 「ありがとう!」  私がそういうと、美羽はこらえきれなくなり、泣き出してしまった。  私は、月に一度は会いに行くし、電話も毎日かけるから……と、そういって私はその地を離れた。  ほとんど欠かさずに電話をして、美羽とは頻繁に会っていた。  そして、10歳の時。  地球人の侵略で、私たちはこの生活の全てを失った。  それ以来、私は美羽の行方もわからないまま、地球人から逃げていた。  そして3年の時を経て、私は美羽と再会したのだった……。 ...

comment  0
favorite  0
インターネット 14年前

愚痴が99%を占める記事

・・・こんばんは・・・  夜遅く、史上初の2回の更新です。  それというのも、緊急事態が起きたんです。  まずは、謝らなくては・・・  うかつでした。  あのくそヤフーのフィルタリングに引っかかってしまいました。  本気でむかついています。  モザイク的なものがかかっている第30章の言葉は、「SHINE」です。  これ以上的確な表現は無かったと思っています。  いじめを表す、端的な言葉として使ったのですが、  フィルタリングをすっかり忘れていました・・・  またNEWVELでも、「ころそう」という言葉が出ただけで投稿拒否され、慌てました。  空想の世界、それも全く問題のないこの小説がフィルタリングされる理由はないはずです。  シリアスであり、戦いを描く以上死の描写は不可欠なんです。    おそらくこれを見ている方の多くが、あんしんねっとに入っているでしょうが、  本気で廃止して欲しいです。  これだけ情報が溢れているこの時代、  中学生にもなれば情報の取捨判断はできます!    といっても、現状は石頭のヤフーには敵わないので、  できる限り気をつけます。  ただシリアスなだけなのに・・・  こんなんじゃ、ふつーのラブコメとか不可能に近いです。  まして次回作でもダークファンタジーで突き進む予定で、  しかもかなりの残酷描写を盛り込んでいるので、  少なからず危機を感じております。    ・・・とにかく、  このブログがフィルタリングに引っかかっていたら、  何とかして教えてください。  Yahoo!あんしんねっとはOur Story's Worldの敵です!  Our Story's Worldはあんしんねっとを認めません!!  ・・・「危険な思想」でフィルタリングとかあるのかな・・・ ...

comment  2
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第30章

それは、7歳の時だった。  小学校に入学した私は、新しいクラスで緊張していた。  そんな中、皆が何とかして友達の輪を作ろうと必死だった中に、1人その集まりから離れて俯く女の子を見つけた。 「ねえ、あなたの名前、なんていうの?」  私は何だか気になって、そう聞いてみた。  一瞬の間をおいて、その女の子が俯いたまま答えた。 「……菊川美羽」 「素敵な名前だね」  その言葉で、その女の子──もとい、美羽は顔を一瞬上げたが、やがてまた俯いてしまった。 (大人しい子だな……)  私はそう思いながらも、相手が名乗った以上は自分も名乗らなくては、と思い自己紹介した。 「私は、花崎真衣。よろしくね」  それが、私と美羽の初めての会話だった。  それから3ヶ月。  美羽はクラスメートのほとんどと、必要最低限しか話さなくなっていた。  そんな中で、美羽に対してある男子がいたずらをした。  それを美羽が完全に無視した事から、クラスの雰囲気が悪化した。  美羽に対する、「いじめ」が始まったのだ。  もちろん1年生なので軽いものだったが、美羽は傷ついているみたいだった。  私は何とかして止めようとしたが、一向に止まず、むしろ日に日に悪化していた。  先生も、ある種のスキンシップとしてそんなに重く捉えていなかったらしく、見て見ぬふりをしていた。  そして、それがエスカレートしていったある日。  1人の男子が、5時間目の自習の時間に、全ての引き金となる、ある言葉を発した。 「********」  それは、本当になんでもない、はずみで出てきた言葉だったのだろう。  それでも、美羽の心には深い傷をつけたらしかった。  美羽は突然教室を飛び出し、そのままいなくなってしまった。 「あ、美羽!」  私は授業を抜け出したら怒られるかな、とか考えながらも急いで美羽の後を追った。  1時間ほど美羽を捜した結果、私は近くにある崖で美羽を見つけた。  しきりに底を見下ろしては、思いつめたように溜め息をついている。  何を考えているのか、私も何となく理解した。 「美羽!何するつもりなの!?」  美羽は驚いたようにこっちを向いたが、やがてすぐに崖のほうへと向き直った。  一瞬だけ垣間見えた美羽のその顔に浮かんでいたのは、すべてを悟ったかのような無表情だった。 ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー 14年前

小説よりフォロー記事の方が時間がかかったり・・・

こんにちは。  最近ヤフーがだいっ嫌いになっています。  些細な事でフィルタリングに引っかかるし、携帯でヤフー使うと突然ヤフーの宣伝サイトに飛ばされるし。  といいつつ、操作機能はauの比ではないので使いますけど。    《第29章》「半端に止めるの大好き人間」  真衣と美羽の過去編への布石。  プラス過去伏線。  今まで、第1部からちょくちょく見せていたいろんな伏線が、ほとんど第30章~第31章の過去編で回収されます。  第1部の崖登り、ラストのケース、第3部の美羽の過去、第3.5部の真衣の回想etc...  このために用意した伏線は数知れず・・・  見直すと、発見があったりなかったり?  これからどんどんギャグが失われ、シリアス一直線なので、  会話で少しでも明るくしようと考えた結果。  なんかハヤごと的なノリで真衣が追い詰められ、  でもやっぱりめぐみはすごーい☆みたいな。  ちなみに、裏話として、  登るのに1時間、と書きましたが、真衣と美羽は同時に登れないので、  実は「それぞれ1時間」、つまり2時間かかっていたのです。  どーでもいいですね☆  で、「デジャヴ」という言葉をブリッジに第4部⇒第1部⇒過去編へと繋げてみました。  そして、とてつもなく重要な伏線がそれとなく。    気が早いですが、第5部の話をちょっと。  第5部では、真衣と美羽の過去の裏が明らかになります。たぶん。  そして第6部で、夢人の過去がついに・・・!  たぶん、第5部と第6部で結構衝撃的な事になると思います。  明日は・・・前ブログの小説をupする準備しなきゃ・・・    あ、ついでに、今日から覚えてる限りハヤテ第1話へのリンクを貼り続けます。  http://www.websunday.net/manga/hayate/read/00101.html  クロス小説への布石です! ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第29章

頂上への道は、まるで螺旋階段のように山を取り巻いていた。  そのため、ただ登るより何倍もかかるのだ。  しかも、常に斜面でほら穴もなく、途中に休憩できるような場所がないため、私たちにはかなり疲労が溜まっていた。 「せめて敵とかが出てきてくれれば……」  めぐみはそんな物騒な事を呟いていた。  しかしそれもある意味では正しかった。  ただ登るだけという単調で無意味な行動をし続けていると、たとえ命の危機でも何も無いよりましに思えてくるのだ。 「あとどのくらいかかる?」 「えーと……まだ半分も行ってない……」 「うそでしょ!?」  私が告げると、美羽が驚いたように叫んだ。  めぐみは溜め息をついている。 「これはもう、諦めるしかないんじゃん?」 「それはだめ!」  私が叫んだ。  100%意地だけど、絶対諦めない。  それだけは、心に決めていた。 「じゃ、頑張ろう!」  そういって、私たちは再び前に進み始めたんだけど……。 「……ねぇ……だんだん斜面が急になってない?」 「奇遇ね……私もそう思う」 「……ていうか、あそこらへんから垂直になってない?」  この山は、一体どういう現象を経て生まれたのだろうか。  これはちょっとあり得ない。  狂ってる。  さっき、絶対諦めないって言ったけど……これは無理なんじゃないかな? 「真衣、後は任せた☆」 「いや、無理!」 「さっき絶対諦めないって言ったじゃん。あたしは諦めるから」 「あたしも♪」 「ひどい!」  私が抗議すると、めぐみが乾いた笑みを浮かべた。 「……冗談よ。別に、あたしは垂直でも構わないし。むしろ、あれただの壁でしょ?」  めぐみは鋭い爪のついた手袋をはめると、一気に斜面を駆け上がり、60°くらいになったところで爪を使ってよじ登っていった。  ロッククライミングの要領でものの1分ほどで壁を越えると、私たちの方へ手袋を投げてきた。 「……ああいうのを、超人って言うのね」 「そうね」  私たちは、1時間くらいかけてその壁を登った。 「そういえば、彗星の滝に行く途中もこんな事があったわね」 「そうね……」 「どんな事があったの?教えてよ」  めぐみは息抜きのつもりで言ったらしい。  確かに、このまま何もせずに登って行っては、気力が失われていくだろう。 「えーと……」  私は、アーチ人に追われて美羽や夢人と会った事など、彗星の滝に行った事などを話した。  話し終わると、めぐみがぼそっと呟いた。 「夢人、か……ドリームウィングのリーダーでしょ?」 「そうよ。どうかしたの?」 「いや、別に……なんか、聞き覚えがあるな……と思って」 「そういうのって、何ていうんだっけ……?」  美羽が私に聞いた。 「デジャヴ、って言いたいの?」 「そう、それ♪デジャヴって、結構あるのよね。彗星の滝でもあったし」 「……え?」  美羽の言葉に、私は一瞬固まった。  そういえば、彗星の滝でも、何かあった気がする。  少し考えて、思い出した。  それは、自分が美羽と親友になったきっかけの事件……。 「ねぇ、あの時の事、めぐみに話してもいい?」  私は美羽に確認を取った。 「別にいいよ☆」  美羽は明るくいった。 「ちょっと、別にあたしはそこまで興味があるわけじゃないんだけど……」 「でも、めぐみも過去を明かしてくれたでしょ?だから、お返し」  そう。  めぐみには、知ってほしかった。  私と美羽の、過去を……。 ...

comment  0
favorite  0
フラワー・ストーリー 14年前

この章のラストは自分でも名言だと思ってたり・・・

こんにちは。  昨日、おとといと2章更新をしたため、あと1回2章更新するだけで、第4部完結を22日に合わせれる事が判明しました。  なので、今日は1章だけの更新です。    《第28章》「世界は今日も廻る。そして繋がる」  第2部で引っ張っためぐみの過去。  どうでしょうかね?  これを載せるのがもったいなくて、第2部ではうやむやにしたんです。  つまり状況次第では、第2章に入れるわけで。  このあたりは、完全にシリアスです。  この作品を無理に分類するとすれば、  「ライトダークシリアスファンタジー」です。  ・・・よくわかんないですね(^_^;)  まあ、軽くて暗くて深いファンタジーだと。  ギャグのノリは軽いし、パロも満載。  でも、残酷描写などダーク系もちらほら。  しかも過去は深すぎてシリアス。  で、なぜか激ファンタジーという・・・。  で、この章にちらりと出てきた「4人の子どもたち」の話。  それがデスダーの後継作として考えられている新小説のあらすじなんです。  あ、でももしかしたら3人に減ったりして・・・  もしそうだとしても、何とか調整しますよ。  実は7歳の真衣が生徒会長とかいう無理な設定が入ってたりして、  載せる直前に慌てて修正したりしたんですけど。  ところで突然裏話ですけど、  もともと霊魂神殿は六魔境でした。  しかし、ストーリーがあまりにできなさそうなので、3.5部としました。    魔の火山の元ネタ募集!  実を言うと、第5の魔境は元ネタを作品内でばらしちゃうし、  最後の魔境は元ネタなし(さすがにそこまでパロに頼れません!!)  なので、これが最後のクイズとなります。  ヒントは、国民的人気を誇る本格派RPGです。  最近プレステを捨てて任天堂に戻ってきたあれです。  さぁ、何でしょうか???    いろいろあって金曜日は早帰りなので、  こんな予定を立てています。  19日 29章、30章  20日 31章  21日 32章  22日 33章(第4部最終章)  23日 前ブログの小説&マンガup。前ブログについての話、この小説・マンガについての話etc...  24日 前ブログの小説全89話+マンガ全16話の解説  25日 フラスト再開orクロス小説up  25日からはおそらくフラストを再開させると思います。  実を言うと、第5部は本当に重要な部なので、結構ストーリーは決まってるんですよね~。  で、もちろん最終部(もしかしたら第6部と7部にわけるかも?)もしっかり計画しているので、このまま完結に持ち込みます。  そして、ようやくクロス小説へと進める・・・かな?  このペースだと、10月中に終わるかも・・・  最低でも11月ですね。  3ヶ月未満で終わるとは・・・  実を言うと、ぼくは最終回って描いた事ないんですね。  前ブログの小説はエンドレスだし、  デスダーはまだだし、  本気で完結に持っていくのはこれが3作目なんですよ。    せっかく明日が休みなので、ここでかなりのネタバレを一つ。  別に、「花びらを集める前にしぬバッドエンド」なんて誰も想像してないですよね?  最初の予定で、真衣がラストでする願いは、  「地球人が攻めて来ない過去に戻してほしい」  というものでした。  しかしそれだと、真衣や美羽と夢人、めぐみなどの出会いが完全に消滅してしまうので、却下。  結果的に、一筋縄では行かないようなエンドを決定しました。  ぼくの中では、完璧です。  それをハヤごとの作者である畑先生は、トゥルーエンドと呼ぶみたいです。  ま、とりあえず、トゥルーエンド目指して一直線です☆  では皆さんは、  とりあえず前ブログ小説に期待して、  それからフラストのトゥルーエンドも予想して、  ついでに真衣と美羽の過去も想像してください・・・  ではでは~☆(いろんな終わり方を模索中) ...

comment  0
favorite  0