フラワー・ストーリー 14年前

クライマックスへと向かうために不可欠なイベント

こんにちは。  えーと・・・  第5部のクライマックスです。  でも、伏線のない驚きって少ないんですよね。  ・・・つまり・・・    《第38章》「まだ前座にすぎないクライマックス」  突然の展開だと思っているかもしれませんが、  ぜんぜんそんな事はないんですよ。  この展開は、それこそ初期、  第1部~第2部を書いた頃からすでに決まっていたんです。  「全キャラ2回以上出る」  その言葉に嘘はありません。  一応セリフさえあれば・・・  あ、ただ、全員が再登場する部分まで書ききるかどうかは未定なので・・・  その意味は、とりあえず第6部完結時にわかると思います。  ちなみにここでの真衣の悩みは、物語のラストにかかわってきます。    第39章では、萌香のちょっとした秘密が明かされます。  一応新キャラ?も出てきます。  そして、第40章では、この物語の核心に迫る内容が出てきます。  第40章を載せるのが、すっごく楽しみなくらいで・・・  この章と第40章のどちらかで、皆さんが驚いてくれたら、この小説を書いた価値があったというものです。  もしも驚いてくださったら、コメントをください・・・。  それが励みになると思うので・・・  では、また明日~☆ ...

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フラワー・ストーリー‐本編 14年前

フラワー・ストーリー 第38章

塔は単調な螺旋階段で構成されていた。  中心にエレベーターが通っていて、それを使えば最上階へ行ける。  ただ、階段を使わないといけない秘密の部屋があって、そこに花びらがあるらしい。  花びらを護る専属の番人もいるらしいが、それを除けば、簡単に進めそうだった。  ただ、私の心の中には、迷いがあった。  これはあくまで仮定の話だけど。  もしも、花びらを6枚集めたとしよう。  私は、どんな願いを選ぶのだろう?  地球人を全て消す?  平和なアーチに創り変える?  私たちがやろうとしている方法は、間違いなんじゃないだろうか。  鏡を使って環境問題から目を背けた、地球人と同じ道を選んでいるんじゃないだろうか。  魔法に頼って奪い取る幸せと、武力で奪い取る幸せは、同じようなものではないだろうか。  同じように、穢れた存在ではないだろうか。  そんな事を思いながら、私はただ目の前の問題に集中した。  心の中で考えていても、それを実行に移すことは、できない。  今までの努力を全て無駄にする事なんて、私にはできない。  そんな勇気は、今の私にはない。 「弱虫……」  私は小さく、自分自身に向かって呟いた。  目先の事だけを考えて、破滅した稔。  アーチ人の幸せを奪い取った地球人。  みんな、自分自身の弱さに負けた。  私が選び取ろうとしている道は、同じ、弱者の選ぶ道なのではないだろうか……。 「着いた!!」  突然美羽が叫んだ。  見ると、目の前には扉があった。  第5の花びらが置いてあるのだろう。 「さあ、行こう!」  私は、弱い自分を押し隠そうと、あえて大声を上げた。  そして、入っていった。  目の前にいるのは、騎士だった。  全身を武装した、騎士……。 「花びらを、奪いにきたんだな?」  騎士は、重々しい声で聞いた。  私は頷いた。 「そうか。なら、情けはいらないな!」  騎士が、長いサーベルを振りかざして、私たちの方へと駆け出してきた。  戦いの、幕開けだ。  振り下ろされるサーベルを、美羽が中くらいの長さのナイフで受け止めた。  その隙に私もナイフで攻撃したが、鎧は強く、ほとんど効果はなかった。  騎士がサーベルで美羽を突いてきたが、美羽はさっと避けて、短剣を突き刺し返す。  しかし、騎士も鎧の硬い部分でうまく攻撃をはじいた。  騎士が標的を変え、私を斬ろうとしてきた。  私は後ろに飛びのき、ナイフを投げつけた。  すると偶然、ナイフが鎧のつなぎ目部分のわずかな隙間に入り込んだ。  ナイフは摩擦で多少その勢いを失ったが、それでもかなりの痛みを騎士に与えたらしい。 「ぐわあああっ!」  騎士が痛みでその場に倒れ込み、ナイフを抜き出そうとした。  しかし、今度は鎧が邪魔をしてなかなか取れない。  騎士はついに諦め、鎧を脱ぎだした。  中に着ているのは、普通の服だった。  ナイフを抜き取ったが、すでに勝ち目はないと悟ったのか、兜を取った。  その顔を見て、私は愕然とした。 「嘘……」 「どうしたの?」  美羽が私に問いかける。 「この人……」 「知ってるの!?」  私は弱々しく微笑んだ。 「知ってるも何も……この人は、私のお父さんよ?」 ...

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