ユニバース・アドベンチャー‐本編 13年前

ユニバース・アドベンチャー ★2

YouTube: 緋色の空   ★2 Mysterious Mirror 「ルナ、ごめん!私が行こうとしたら、突然後ろから声をかけられて、それで……」 「なんでこんな面白そうな事、教えてくれないの?」  そういってほっぺを膨らませたのは、カナこと天宮香苗。  中学生にしては幼稚……じゃなくて、純粋な所がある。  小学校は違う学校なんだけど、中学で会って以来、なぜか懐かれている。  あたし的には妹の陽子と同じように扱ってるんだけど、本人は満足らしい。 「いや、そんなに大掛かりな事じゃないし……」 「なんでおれまで……」  そういって、ヒカルこと水沢ひかるはふうっ、とため息をついた。  この様子だと、カナに無理やり連れて来られたらしい。  ヒカルはカナと同じ学校から来た男の子で、あたしと同じようにカナに懐かれているらしい。  もちろんカナもヒカルもあたしたちと同じクラスで、ヒカルは学級委員をしている。 「……まあ、別に部屋を覗くだけだから、一緒に来てもいいけど……」 「ありがとっ♪じゃ、さっそく……」  そういって、カナはさっさと部屋の中に入ってしまった。 「………」  あたしはサエと顔を見合わせ、それから中に入った。  部屋の中は、埃の積もった戸棚や、くもの巣が張っているシャンデリア、光を反射して輝く鏡、濁った薬品など、古そうなものがところ狭しと並んでいた。  どうやら、ただの物置だったようだ。 「うわぁっ、古いものがたくさんあるね~!」 「いや、新しかったら雰囲気に合わないでしょ?」 「ああっ、これ年代もののオルゴール!きれー……」 「……とりあえず、特に秘密っぽいものはなかったわね……。  もういいし、帰らない?」  あたしはそう提案してみたが、カナが首をかしげた。 「でも、おかしいものはあるでしょ?」 「何が?」 「ほら、この鏡」  それは、きらきらと輝く、普通の鏡だった。 「え?普通の鏡でしょ?」 「そんな事ないよ。だって、こんなに汚れてる部屋なのに、何でこの鏡だけこんなに光ってるの?おかしいでしょ?」 「……!!」  いわれてみれば、確かにその通りだ。  普通なら、鏡だって埃が積もっているはずなのに、汚れた形跡が全くない。 「でも、この鏡だけ定期的に磨いてる、って事も考えられるぞ」 「うぅん、それはないよ。だって、床にも埃が溜まってるもん。誰かが出入りしてるんだったら、床に足跡がつくでしょ?」  そういえば、カナって意外と頭いいんだっけ……と、あたしは思い出した。 「でも、別に何でもいいでしょ?早く帰らないと、親に怒られるって……」 「そうだな。おいカナ、さっさと行くぞ」 「えぇ~、ちょっと待ってよ~。この鏡、もう少し調べた……きゃあっ!」  突然カナが悲鳴を上げた。  あたしはカナの方を向いて、唖然とした。  なんとカナの左腕部分が、鏡に吸い込まれているのだ! 「助けて~!!」  近くにいたヒカルが急いでカナの右腕をつかみ、カナを引っ張り出そうとするが、力が強いらしく、なかなか抜け出せない。  あたしとサエもヒカルの後ろについたが、ありえないほどその引っ張る力は強く、完全に引っ張られてしまっていた。  カナはすでに左半分が呑み込まれている。 「頑張って!!」  あたしは懸命にみんなを励まし、自分を励まして、この鏡から抜け出そうとした。  しかし、鏡の力は、そんなあたしたちの抵抗をあざ笑うかのように、引っ張る力を倍にしてきた。 「うわあああああああっ!!」  その力に耐え切れなくなり、カナが力を抜くと同時に、あたしたち4人は一気に鏡の中に吸い込まれてしまった。 ...

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ユニバース・アドベンチャー 13年前

☆と★の変換が面倒・・・

こんにちは。  さあ、昨日書いた事を実践してくれてる人はいるかな?  今回のユニアドでは、フラストとは違い、  1話ごとにタイトルをつけ、しかも英語。  数え方も★0とします。  そして、YouTube。  リンクではなく、画像そのものを挿入してみました。  ここでいまさらですが注意。  再生する時は、必ずイヤホンかヘッドホンを使いましょう。  親に聴かれるとほぼ確実に引かれますから。    《★1》  英文を二度も打つのは面倒なのです。  語り部はルナ。  残りの主要キャラも名前だけ出ています。  ちなみに、旅行の話が出ていましたが、ストーリー上は何の関係もありません。  そんな普通の話は書けないのです。  ちゃんとファンタジーに移行するので・・・  どっかで見た事あることが起きますが、気にしたら負けです。  名前は、ルナはそのままですが、  サエは変えています。  実は一番苦労したのが名前で、  ぼくは基本的に、知人の名前は使わない事を前提としています。  ところが、中学校に入学して、  小学校にはいなかった名前が「知人」に加わったため、  制約がさらに広がったのです。  サエはもともとはミカ(美香)だったのですが、  美羽と一字違い、しかも同じような立ち回りというのはさすがに・・・と思い、  いろいろと名前を試行錯誤した結果こうなりました。  香苗もいろいろと大変だったのですが、それは次回・・・    《星川瑠奈》  この物語の主人公で語り部。  好奇心旺盛で行動力抜群のトラブルメーカー。  人一倍明るい。  妹がいますが、特に関係ないです。  というか、もともとは妹が冒険に来る予定だったのですが、いろいろ矛盾があって・・・    《月宮紗枝》  ルナの親友。  冷静沈着でルナの良きパートナー。  ルナのブレーキ役で、いつも一緒にいます。  基本的に普通な価値観を持っています。    《おすすめのアニソン!!》  ハヤテのごとく!/KOTOKO/ハヤテのごとく! (タイトル/アーティスト/番組名)  ハヤテのごとく!第1期オープニング。  最初なので、やっぱりハヤテを持ってきました。  ハルヒの方が合ってた気もしなくもないですが・・・  爽やかでいい曲です。 「運命に負けてしゃがみこむなんてつまんないよ」 「絶対、成せば成る」 「平凡ばかりを並べたような日々じゃ満足できないんだ」 「何とかするさ 生き抜くためなら」  このように、ユニアドのイメージに合ってる感じがしたので選びました。  夏休みが始まった~!という清々しい気持ちも表れてますよね。  冬真っ盛りに言う事じゃないですけど・・・  この物語、特に季節は関係ないので。    では、長くなってしまいましたが、このへんで。  1話の長さは、基本的に毎回同じです。  現在8話を書いていますが、  全てが7ページ。  ちゃんと全てに合う曲を選んであるので。  明日からも楽しみにしてください!!  ではまた~☆ ...

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ユニバース・アドベンチャー‐本編 13年前

ユニバース・アドベンチャー ★1

YouTube: ハヤテのごとく! ★1 We Can Break To Tranquility!! 「それでは、よい夏休みを過ごしてください」  先生のそんな言葉で、1学期は終わりを告げ、生徒からは大きな歓声が上がった。  ……もちろん、その歓声の内訳にはあたしも入っている。 「ルナ、明日の7時に駅だよ?わかってるよね?」  クラスメートのサエこと、月宮紗枝があたしに話しかけてきた。 「わかってるって」  あたしは適当に返事を返した。  サエとは、明日から1週間ほど旅行に行く計画を立てていた。  あたしの名前は、星川瑠奈。  今年中学に入学したばかりの、1年生だ。  サエとは小学校の頃からの大親友で、ほぼ毎年同じクラスになっている。 「あ、そうだ!」 「どうしたの?」 「せっかく1学期も終わったし、何か盛大にイタズラでもしない?」 「やだ。中学の内申は高校入試に関わるのよ?」 「そんな事言ったって、一度くらい何かしても、度が過ぎなければ大丈夫でしょ。  それに、ここって内申2年からでしょ?」 「あ、そっか。でも、やっぱり怒られるって……。  第一、何するつもりなの?」 「えーと……あ、そうだ!あの部屋に入ってみない?」  あの部屋、というのは旧校舎の3階の、関係者以外立ち入り禁止だと入学初日に言われた、謎の多い部屋の事だ。 「あそこだけはだめだって!絶対にだめだって言われたでしょ?」 「だからこそやる価値があるのよ。中学ではおとなしくしてきたけど、いい加減うんざりでしょ?」 「まあ、そうだけど……」  サエもしぶしぶ認めた。  あたしもサエも、平穏は嫌いな性格なのだ。  たとえ危険を冒してでも、楽しく過ごしたい、というタイプだ。  だからこそ、今までずっと仲良くできたんだけど……。 「作戦はあるわ。  絶対に、入ってみせるわよ」 「ええ、そうね」  私がそう宣言すると、ミカも同意した。 「あの、すみません。  私たち、夏休みの課題で、『学校で一番偉い人』の事を調べてるんです。それで、この学校で一番頑張っている、警備員さんにお聞きしたいことがあるんですが……」 「おっ、初日から課題とはえらいじゃないか。でも、おれなんかでいいのかい?校長先生とか、そういう方じゃなくて」 「ええ。ほら、『縁の下の力持ち』っていうじゃないですか。日のあたる人だけがえらいとは思いませんから」 「そうかそうか。で、何を聞きたいんだい?」 「えーと……あ、ここだと校庭の部活の声が聞こえてしまうので、こちら側で話していただけませんか?その方が、よりいいレポートが書けると思うので」 「よし、わかった」  そういって、警備員は行ってしまった。  もちろん、あの生徒はサエだ。  部屋の中に入るために、あたしの立てた計画の第一段階は、見事成功した。  サエが警備員を遠ざけている間に、あたしが中に入っておく。  そして警備員が帰るまであたしは部屋の中、サエは校舎内に隠れていて、仕事が終わったらあたしが中から鍵を開ける、という手順。  まさに完璧だ!  あれから30分くらいして、警備員は勤務時間が終わったらしく、いなくなった。  と同時に、あたしは携帯を出して、サエにメールで連絡する。 《警備員は帰った。早く来て》  数分後に、誰かの足音がした。  あたしはすぐに鍵を開けた。 「どう?完璧な作戦でしょ?」  ところが、サエの反応は微妙だ。 「ん、まぁ……完璧なんだけど、一つ誤算が……」 「どうしたの?」  すると、廊下の陰から、突然誰かが現れた。  それも、2人。 「楽しそうだね、ルナちゃん☆」  それは、天宮香苗と、水沢ひかる。  つまり、計画の誤算とは、余計な邪魔が入った事らしい……。 ...

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