ひとりごと 5年前

summer of the dead

気が付けば8月も終わりだし夏休みも終わりだし。死にたい。7月頭に戻りたい。  ここ数日は必死に動画作ってメドレー打ち込みして……って感じでした。大変でした。  でも終わってません。  そして、明日から2泊3日の旅行です。  つまり……動画制作が全然終わりそうもないということです。8/31に上げる気だったのですが……。  旅行中に進める時間が取れれば……でも別の仕事もあったり……。優先順位を真剣に考え中です。 --------------------  まあそれはどうでもいいので置いておいて。  『芸人キャノンボール2016 in Summer』終わりましたね。  正月の第1弾のインパクトは超えられなかったかなー、という感じはありましたが、でもやっぱり面白かった。  来年夏にまたやるのかな。さすがにスパン短すぎた気もするので、1年後だとちょうどいい気がします。    そして何よりも大きなニュース、『クイズ☆スター名鑑』復活!  『クイズ☆タレント名鑑』を見始めたのもつい数ヶ月前……というか一人暮らししてた時に暇潰しとして検索ワード連想クイズをYoutubeで観まくっただけのクソニワカではあるのですが、  しかし、「こんなフリーダムな番組、今の世間の空気では受け入れられないだろうなぁ」という思いもあり。  ところが、今年頭のいろいろな「触れていいのか微妙な騒動」から半年経ったことで、一周してちょっとアリになった感があって、  それこそ、メイプル超合金筆頭にサンミュージック勢がベッキーをネタにしてるのとか、たぶん世間の温度がちょっと違ったら全然受け入れられなかったと思うし。  SMAPとかベッキーとか清原とか、あのへんのヤバいネタに対して、Twitterやネットメディアは散々ネタにしている一方で、テレビはあんまりネタにできない、でも、ここまでその境界線が曖昧になってしまうと「触れない方がむしろ不自然」という空気になりつつある感じもして。  その空気を絶妙に察知して今回の復活を決めたのであればTBS上層部は凄いなと思います。  まぁとにかく頑張ってほしいです。スター名鑑。水曜日のダウンタウンと合わせて1週間の楽しみが増えるし、10月が楽しみだ。  去年の10月はMicrosoftの発表会とBremenの発売をひたすら心待ちにしていた記憶がありますが、今年の10月はスター名鑑とリリスクの3rdシングルになるでしょうか。あとは11月のポケモンSMかなぁ。 --------------------  そういえば久々にミリマスのイベント走りました。4月以来?  もうそろそろアイテム貯まってたし、志保さんが上位報酬だったので、これを逃したら続けてる意味がないよなぁって感じで。  イベント終了した日の夜は起きたら510位だった夢を見たせいで目覚め最悪でしたが、何とか上位取れました。というか結果的には200位台だったので全然心配する必要なかった。  とりあえずイベント特効の潜在スキルが手に入ったので、9月中にもう1個くらいイベント走るべきかなあとか思ってます。  この段落はミリマスやってない人さすがに置いてきぼりすぎる気もしますが、説明したところで別に面白くなる話でもないのでこのまま置いておきます。 --------------------  『ゴールスタート』アプリの炎上騒ぎが話題になってました。  運営批判したらBAN、アカウント凍結解除のために反省文が必要とかどうとか。詳しくは検索してください。  で、まああれが気持ち悪いとか共産主義国家みたいだとかいろいろ言われてて、それ自体は同意なんですけど、  一方で、ああいう運営方針に喜んで従う中高生が一定数以上いることは何の不思議でもなくて、  なぜって、ああいう理不尽な権力を振りかざす大人には従順なフリをしておくことが人生の最適解であるという教育を私たちは小中学校で全員受けているわけじゃないですか。  私は性根が腐っていたのでそういうことをしてこなかったし、たぶん自分が中学生だった頃にゴルスタに誘われても参加しなかっただろうとは思いますが、  ゴルスタは「流行の最先端」「クラスでイケてる人たちがみんなやってるアプリ」という方向性を打ち出してたわけで、そういう空間から仲間はずれにされないためならいくらでも嘘をつける人たちをターゲットにするのだから、うまくいかないわけがないだろうと。    で、高校までの「学校が世界の全てで、その外にあるものの話をいくら聞いても実感を伴わない価値観」って、そこから一歩外に出ちゃうと途端に全然わからなくなるんですよね。  私みたいに高校のコミュニティに全然ハマってなかった人でも、やっぱり大学に来てみて、高校の頃を振り返ると、「なんであんなにどうでもいいことを過剰に気にしていたんだろう」と思ってしまうわけで。周りからの視線がなんであんなに気になってたのかとか、なんであんなことでムキになってたのかとか。  教師に楯突くのとかも冷静に考えたら大したことじゃないのに、当時の私にとっては反政府組織立ち上げるくらいの冒険でしたからね。    まあ何が言いたいかというと、『青春ブタ野郎』シリーズを読むと良いと思います。あれを読むと高校の頃の、「空気を読む」というスキルがあらゆるパラメータの中で最上位に置かれる世界のことを思い出せます。  ……逆に作者はなんで未だにあの空気を再現できるのか謎すぎる。子どもがいるとか、実はまだ20代とかなのでしょうか。不思議だ。   --------------------  ところで来週の土曜日は私の誕生日です。  そんな私の誕生日にリリスクの3rdシングルのリリースイベントが始まるらしいので、行って祝ってもらおうと思います。どうせ家族以外に祝ってもらえる相手なんていないですからね……。    あと誕生日とかは全然関係ないんですけど、Amazonの公開ほしい物リスト作りました。住所のやり取りをしなくてもプレゼントを贈れるようです。未来ーって感じですね。 http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/JR8OVNMQCP5N/ref=cm_sw_r_tw_ws_x_-lVWxbS6RQHSG  このブログで何らかの価値を読者に提供できているという感覚は全くないし、むしろ私がストレスのはけ口にさせてもらっているだけではあるのですが、それでも、もし何か贈りたいという奇特な方がいらしたらぜひお願いします。  万が一何かが届いたらご報告させていただきます。  オススメはボトルケージです。あのリストの中では安価だし、安価な中ではそこそこ面白そうというか報告しやすそうです。  カントリーマアム12袋パックとか、大好きなお菓子なので贈られてきたら確かにめっちゃ嬉しいけど、別にブログに書けることは何もないですからね……。  まあ値段とかそういう配慮抜きにして一番ほしいのは断トツでBluetooth Designer Desktopですが。    ……さっきからひたすらいやらしいことを書いている気がしますが、そもそも来るわけないと思ってるからこそこういうことを書いてるわけで、適当に流してください。  しかし、これ、仕組みがよくわからないけど、受取人のところにchiffonとか書かれた荷物が実家に送られてくるのだろうか。ちゃんと受け取れるのか謎。 ...

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ひとりごと 5年前

ワールド

オリンピック。終わりましたね。  といっても、個人的には、そもそもスポーツに関心がないのと、日本人が活躍したと言われても結局は知らない人の話なので別に嬉しくない……みたいな感じで全然興味がなく、中継もほとんど観ないまま終わってました。  関係性の遠さでいえば吉田沙保里選手もウサインボルト選手もあんまり変わらないのに、何にそんなに感動するのだろう、と思ったりします。もちろん、すごいとは思いますが。  ところで閉会式。  いろんな意見がありますが、まあ、結局、首相のことが好きか嫌いかで見え方全部変わっちゃいますよね。それだけだと思います。  私は現首相はもちろん嫌いですが、それを抜きにして演出として見ると、なかなか良かったと思います。  どうせ「サムライ!ニンジャ!フジヤマ!」みたいな面白くない演出をしてくるものだと思ってたので、クールジャパン全振りだったのは予想外だし、あとクールジャパン戦略から弾かれがちだった任天堂ゲームをフィーチャーしたことにも驚きました。まあ、任天堂と電通がパイプあるからこそなのかもしれないけど。    ただ……、やっぱり音楽と映像の力を思い知らされたというか、  あの閉会式演出だけで、「東京五輪いらない!無駄遣い止めろ!」的な風潮が見事に一掃されたわけで、  こうやって世論が都合良くコントロールされて、無駄遣いや不正には目を向けさせずに、何となく終わってみれば成功だったね的な雰囲気が形成されてしまうのだろうなと恐ろしくなりました。ネガティブすぎですかね。 --------------------  ズートピアのBlu-rayが届きました。まだ観てないけど。  KIMG0179  英語字幕版を観るのが楽しみ。久々にうちのXbox Oneが稼働します。  Xbox Oneの時点でメディアプレイヤーとしてそれなりに優秀でしたが、小型軽量化+4K映像対応を果たしたXbox One Sはいよいよメディアプレイヤー専用機としてでも買う価値があるような気がします。日本ではいつ出るんでしょうね。    明日は『芸人キャノンボール』。楽しいことがいっぱいです。 --------------------  現在、うちには中学3年になる弟がいるのですが、  今日、弟の高校説明会に付き添いで行ってきました。  そもそも自分が中高一貫出身なので、高校受験の知識は全然ないし、高校説明会に行くこと自体が初めてなのですが、  その……高校説明会で、生徒会が楽しそうにダンスやったり学校紹介のプレゼンやったりと、  自分が味わえなかった、そして一生味わえないキラキラした高校生活を満喫しているのを見るのはなかなかクるものがあります。    ちょうど『青春ブタ野郎シリーズ』が、そういう日本の高校の独特な空気感を題材にしていることもあって、特にそういう意識が働くのだと思いますが。  大学に進んでみると、高校までの常識とか価値観とかが、すごくどうでもいいもの、理解不能なものに思えてしまいますよね。  なんで衣替えのタイミングをあんなに気にしていたんだろう、とか。  周りから浮くことの恥ずかしさを、私はまだあんまり気にしなかった方ではあるのですが、それでも高校の頃に見ていた世界の狭さというのをひしひしと感じます。  やっぱり大学っていろんな意味で違うんですよね。うちの大学が特にそうなのかもしれないけど。  ただ、もちろん、高校という世界だからこそ味わえる楽しみもあって、それを楽しめた人の方が人生幸せだろうなとも思います。うちの弟は楽しめる方になってくれればいいのだけど。 --------------------  こんなにDTMやってるのは久々だってくらいやってます。あと一息。今月中に上げます。 ...

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ひとりごと 5年前

クリエイティブ

ブログでちゃんと書いてなかったのですが、ネコを飼い始めました。  だいたいお世話してるのは弟とか母親で、私は暇な時に遊んであげるだけという一番オイシイポジションなのですが。  ネコって、超かわいいですね。ものすごく人懐っこいので癒されます。最近は私が寝る時にベッドの方に来てくれたりしてもう……蕩ける。  油断するとネコとじゃれてるだけで1日が終わってしまうので、何とかセーブしています……。    ところで、ネコに片腕を舐められている時に、もう片方の手で暇潰しをするのですが、  Kindleの偉大さを強く実感しました。紙の本って、片手でページめくりできないんですよね。両手空いてる時はそんなに不便さを感じないんですが。  他にもコーヒー淹れる時とかに片手で本が読めるのは偉大です。まあ、タブレットでもいいんですけど。  ページめくりボタン欲しいな……Kindle Voyage、値下がりしないかなあ……。  たぶん無いと思うけど、年末あたりに半額とかになったら速攻で買うかもしれません。  今いきなり半額になったら……どうしよう。Paperwhite買ったばっかりだしな……。 --------------------  少し前に、AmazonのタイムセールでBluetoothイヤホンを買いました。  まあ別にあれば便利かなー、くらいで、絶対必要ってわけでもなかったので、そこそこに使ってるのですけど、  問題は現在、充電しなければならないガジェットが身の回りに増えすぎていること。  ・Surface Pro 4  ・スマートフォン  ・iPod nano  ・Kindle Paperwhite  ・Microsoft Band 2  ・モバイルバッテリー  ・Bluetooth イヤホン  最近ほとんど使ってない3DSとかを除いてもこれだけ。さすがに煩わしすぎる。まあ、Kindleとモバイルバッテリーは毎日充電しなくてもいいんですけど。  現在はSurface Dockが充電ステーションとして大活躍しています。真面目にこれを買ってなかったら全然足りてなかったと思う。  無接点(置くだけ)充電があらゆるデバイスに搭載されるのはいつになるのでしょう。Microsoft Band 3、頑張ってほしいな……。 --------------------  『水曜日のダウンタウン』『芸人キャノンボール』などの演出を担当し、革新的に面白いバラエティを次々と立ち上げているTBSのプロデューサー・藤井健太郎氏の著書が発売されました。    Amazonでもう品切れしてますね。私もAmazonで注文しようとしたけど、全然発送されないのでキャンセルしてリアル書店で買いました。  というか本当はKindle版が欲しかった……。Kindle化されたら買い直しちゃうかもしれません。  内容は、期待通りにものすごく面白かったです。  番組作りのこだわりと、それぞれの番組の小ネタや裏話などの解説、さらに藤井氏の会社員人生みたいなものまで全部入っていて、ためになる内容も多い。あのハイセンスで一見クレイジーな番組たちが、どれも実は超ロジカルに作られてるということを、(何となくわかってはいたけど)改めて思い知らされます。    特に、個人的に共感を覚えたのは、「構造で遊びたい」「理由のないことをしたくない」という部分。  この人の特番とか番組内の企画・コーナーって、コンセプト時点でもう勝ちが見えてるものが多いんですよね。  1月にその年の予想クイズを収録して、1年寝かせて12月に答え合わせする『クイズ☆正解は一年後』なんかはまさにそのパターンです。  そういった発想は素直に憧れるし、私の大好きなモノでもあります。  ガワを変えただけ、売れ線をなぞっただけ、ではなく、発想の時点から新しい、面白い。  しかも、その面白さにちゃんと説明がつけられる。考えてみれば『スプラトゥーン』もそうですよね。    そして、前フリや伏線をしっかり仕込んでおくスタイルといい、この人の番組はもはや1つの作品として成立していることが多くて、  逆に言えば、映画や小説や音楽に比べてテレビってあんまり「創作」「クリエイティブ」という文脈で語られることが少ないんですよね。  ……そんな「3時間の長編作品」的な要素を特に含んだ藤井Pの『芸人キャノンボール 2016 in Summer』は今週水曜日に放送です。ぜひ観ましょう! --------------------  ところで、この『悪意とこだわりの演出術』、読んでて、「なんかこういう文章、やけに親近感あるなあ……」と思ったんですけど、  この「自分が作ったものの裏話・解説をする」のって、私自身が大好きなことなんですよね。  最近はあんまりやってないけど、昔、小説書いたり動画作ったりしてた中高生の頃に。    さらに言えば、この「構造で遊ぶ」っていうのも私の好きなことでもあって。  ああ、だから私はこの人の作る番組が好きなんだな、と思いました。    私の作ったメドレーの中で一番「構造で遊ぶ」ことがうまくいったと思う動画がコレです。発想時点で勝ってる。  他にも、ものすごくディティールに拘ったり、オマージュをふんだんに盛り込んだりと、藤井Pの制作スタイルに近いところがたくさんあって。  ……で、藤井Pの本を読んでたら、無性にメドレーが作りたくなりまして。  というか、少し前から「久々にメドレーやりたいなぁ」という気持ちはあったものの、良いアイデアが全く浮かばなかったんですよね。  単に「好きな曲繋げただけ」とかやるつもりはなかったので。それこそ、理由のない作品になってしまうし。    しかし、いろいろ考えていたら、ようやく、私の中で納得がいく……「これなら久々に作りたい」と思えるアイデアが浮かんだので、今、頑張って作っています。  頑張ったのでもう半分くらい進みました。  メドレー、特に、私がよく作る、「先に何の曲を使うかほとんど決めてから並べる」タイプのものは、前半ほど時間かかるんですよね。前半ほど選択肢が多いので。大富豪みたいなものです。  思った以上にスムーズに行ってます。 --------------------  昨日の記事を上げたことで、ようやくボルケニオン絡みでやりたかったことを書き尽くしました。  大学なので夏休みはないのですが、気づけば8月中にやらなきゃいけないことがたくさんあって、なんだか夏休みの宿題に追われてるような感覚があります。  具体的には  ・メドレー  ・個人的に頼まれてるサイト制作  ・バイト先でやってるサイト制作  ・ブログで書きたいレビュー記事いくつか  夏休み、いろいろやりたかったんだけどなー。気づいたらすっかり時間が経ってしまった。  免許絡みでドブに捨てたのも実は1週間足らずだったわけで、一体何をしてたんだろうとは考えます。まあ、バイトしてたし、ブログのお引越しを何とか達成したことは良かったけど。 --------------------  高校生の頃に、8月20日くらいになると、「実は夏休みがまだ25%残っている」ということに気づいてなんだか納得のいかない気持ちになっていました。  残り10日を切ると突然焦りだすの、何なんでしょうね。100日くらいあったならともかく、元々40日しかないのに。  ……まあ、大学の夏休みは60日以上あったものが残り10日なわけですが。焦る。超焦る!! ...

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アニメ・ゲームのこと 5年前

『ボルケニオンと機巧のマギアナ』におけるテーマ性の検証 – 嘘と偏見に向き合った”日本的ズートピア”

2016年のポケモン映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は、  「ポケモン映画は薄っぺらい、中身がない、子ども向け」という従来の定説に反旗を覆すべく制作された映画だ。  それは、ストーリーが十分に面白く、そして感動的である、というだけにとどまらない。  信じられないかもしれないが、今年のポケモン映画は明らかにテーマ性とメッセージを帯びている。  では、果たしてこの映画は何を描き、何を伝えようとしたのか? ということを考えていきたい。    注)以下の内容は、『ボルケニオンと機巧のマギアナ』を既に視聴済みであることを前提にネタバレ込みで考察しています。  ストーリー部分の重要な結末は白文字に反転させており、それを読まなくても一応内容はわかるようになっていますが、それでもネタバレになってしまう部分が少なからずあるので、できれば一度映画を観てから読んでいただければと思います。  ネタバレのないレビューは先日書きましたこちらをどうぞ。  ・【感想】『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は、ここ数年のポケモン映画への不満を解消した傑作  ・『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は例年の #ポケモン映画 とどう違うのか。そして、ポケモンはディズニーを目指すのか  また同時に、比較対象としてディズニー映画『ズートピア』についても触れています。こちらも重要なネタバレは避けていますが、なるべく情報を入れたくないという方はご注意ください。もうすぐBlu-rayが出るので未見の方はぜひ買いましょう。 -------------------- ボルケニオンの人間不信  この映画は、ボルケニオンとサトシが不思議な鎖で繋がれてしまい、離れられなくなるところから始まる。  ボルケニオンはマギアナを守ろうとするが、そのために手を貸そうとするサトシやセレナたちを一切信用しない。  その理由としてボルケニオンはこう答える。  「人間は信用ならねえ。人間は嘘をつくからだ」  これにはちゃんと根拠がある。ボルケニオンは、かつてトレーナーに捨てられるなどの辛い過去を持ったポケモンたちが集まって暮らすネーベル高原に数百年いて、しかもそのポケモンたちを捕まえて売り捌こうとするポケモンハンターから守り続けてきた。  人間のポケモンに対する酷い仕打ちを数えきれないほど目にしてきたボルケニオンが、人間の全てに対して憎悪と疑心を持つのは、当然のことだろう。  サトシたちのマギアナやその他のポケモンたちに対する好意的な態度を見ても、ボルケニオンはなかなかサトシたちを信用しない。  一方で、サトシたちも、ボルケニオンの「これ以上関わるな」という命令には、決して首を縦に振らない。  ピカチュウやサトシのポケモンたち、そしてもちろんサトシも、これに反論しようとする。  「人間はそんなやつらばっかりじゃない」「サトシは嘘をついたりしない」。  このサトシとボルケニオンの意見の相違……厳密に言えば、ボルケニオンのサトシたちに対する敵意が、氷解していくその過程は、この映画の1つの軸である。  「人間は嘘をつくから信用できない、仲良くしてはならない」というボルケニオンの主張は、実は複数の前提の上に成り立っている。 「嘘をつく人たちを信用してはいけない」  「嘘をつくのは悪いことである」  「人間は全員嘘をつく」  という3つの点だ。  このうち最初の2点はほとんど被っていて、「嘘をつく」「信じる」ことの是非・善悪についてだ。まずはその点を見ていく。  

信じることは悪いこと?

 嘘をつく相手を信用するのは悪いことなのか。  徹底的に他人を信用するサトシと、徹底的に他者(人間)を信用しないボルケニオンの対比はもちろん1つの軸だが、  実は、サトシ一行とは別の軸でこの問題を引き受けている人物がいる。  アゾット王国の王子・王女である、キミア・ラケル姉弟だ。  ラケルが「ジャービスを疑わない悪役」、キミアが「ジャービスを疑う味方役」と、2人は対照的な役回りになっている。  ジャービスという人物が徹底的に救いようのない悪役として最初から描かれているため、キミアが絶対的に正しいように見えるが、本当にそうなのか?  そこでキーとなるのが、途中、ジャービスの企みに気づいた後の、「改心したラケルの扱い」だった。  ラケルもいくら騙されていたとはいえ、ネーベル高原を強襲してポケモンたちを痛めつけるのを平然と眺めていたりとなかなか酷いことをしていて、そう簡単に許されていい人物でもない気がするが、  そのことを謝るラケルに対して、サトシの答えは、「ポケモンと旅に出てみたらいいよ」という一言。  この潔い対応に、サトシの他者に対する絶対的な信頼が集約されている。  

嘘をつくのは悪いこと?

 そもそも、「嘘をつく」というのは100%悪い行為なのか。  中盤に、こんなシーンがある。  ネーベル高原で、サトシとボルケニオンを縛り付けていた鎖を破壊するのをゴクリンが手伝ってくれる。  ところが、サトシが感謝の意を伝えるためにゴクリンを抱きしめると、ゴクリンは怯えて逃げ出す。  ボルケニオンは、「ゴクリンはトレーナーから捨てられた過去があり、捨てられる直前にトレーナーがゴクリンを抱きしめたことから、抱きしめられることにトラウマがある」ということをサトシに伝える。  そこからボルケニオンは「人間は嘘つきで、身勝手だ」という考えを改めて主張する……。  ボルケニオン含むネーベル高原のポケモンたちのトラウマの根深さを示す重要なシーン……なのだが、このエピソード、人間の目線で見直すと、ちょっとした引っ掛かりを覚えないだろうか。  人間の事情でポケモンを捨てるのは確かに身勝手だ。しかし、トレーナーが「ゴクリンを抱きしめてから逃がした」のは、「ゴクリンに嘘をついた」エピソードなのだろうか? 何か、もっと別の感情があったように思えないだろうか?  この時点で、ボルケニオンの考え方の偏りが垣間見える。  もちろん、そのトレーナーがどのような意図からその行為をしたかは定かではないが、  ボルケニオンは、「良い嘘と悪い嘘がある」という人間ならではの感性を理解できておらず、  「人間は嘘をつくから悪い」「ポケモンは嘘をつかないから善い」という単純な構図を信じていた。    そんなボルケニオンの視点のズレは、物語のラストシーンにおいて、見事に覆される。  (※以下ネタバレにつき反転)  ネーベル高原に墜落しようとする空中要塞から脱出する最中、ボルケニオンは「自分1人がここ(要塞の中心部)に残って内部から爆破させる」という提案をし、サトシたちから「それだとボルケニオンの命が危ない。脱出して外から爆破すればいい」と否定される。  それに一度は同意を示したが、ボルケニオンはサトシたちを要塞から追い出してから、1人で要塞の中央部に戻る。  サトシは爆発する空中要塞を見ながら、「嘘つき」だと小さく呟く。  (※ネタバレここまで)  ボルケニオンはサトシたちとネーベル高原のポケモンたちを確実に守るために、1つの嘘をついた。  ストーリーのクライマックスと、メッセージのクライマックスが完全に一致した、見事としか言いようのないシーンである。  そしてここで、「ポケモンは嘘をつかない」というボルケニオンの考えが、その本人の行動によって否定される。それは、「嘘も方便」などという簡単な言葉にとどまらず、もう1つの重要な意味を持っている。  

種族の壁、偏見の壁

 そもそも、「人間とポケモン」という二元論は正しいのか。  ボルケニオンが人間をひとまとめに扱うことにサトシが反発する流れは、物語中に何度も繰り返される。  「(サトシとボルケニオンを縛り付けている)鎖を作ったのはお前らだろ」「だから俺じゃないって」という口論もその1つ。  ボルケニオンは人間の根底にある悪意を信じて疑わない。  そして、実はこのバイアスは、最後まで否定されないのである。  映画の最後、ボルケニオンは、サトシたちにこう告げる。  「お前らみんな……ネーベル高原名誉ポケモンにしてやる」  これはWikipediaのサトシの項目にも載っているからネタバレではない。はず。  このセリフは、ボルケニオンがサトシたちに対してようやく受容を示す、綺麗なエンディングに見える。  しかし一方で、この結末は残酷だ。  ボルケニオンはどうして、「人間の中にも良いやつはいる」という結論を出さなかったのだろうか?  

『ズートピア』と「もう1つのズートピア」

 ここで話を一度『ズートピア』に移そう。なぜズートピアかって、あの作品もまた「種族の壁」と「バイアス」をテーマに描き、そして真正面から描き切った映画だからだ。あと、私が大ファンだからです。  『ズートピア』では、肉食動物と草食動物という大きな種族/カテゴリーの共存と衝突が描かれていた。  中盤、肉食動物が凶悪犯罪を起こす事件が多発したことで、肉食動物の生物学的、遺伝子的な危険さが問題視され、隔離すべきだという意見が草食動物の側から上がる。草食動物の方が数は圧倒的に多いため、社会の流れもそちらに傾く……。  最終的に主人公ペアであるニックとジュディの活躍によって、肉食動物と草食動物の違いは生物学的なものではなかったことが判明し、ズートピアは再び動物たちが共存できる街に戻っていく。    ところで、『ズートピア』は現行の設定になるまでに紆余曲折を経ていた。 『ズートピア』の制作史、および『ズートピア』のテーマは「差別」であるのか? ...

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ひとりごと 5年前

夏らしく

ブログ引っ越ししてから珍しく更新が空いちゃいました。  なぜかといえば理由は2つあって、1つはボルケニオン記事の3つ目に死ぬほどてこずってること。まあこれは今週2回目観に行ってから書くことにしたのでとりあえず大丈夫。  元々もう1回くらい観たいなあとは思ってたのですが、Pokemon GOとの連動キャンペーンが発表されて、それが結構魅力的だったので。

 このキャンペーンいいですね。絶妙に映画観てないと答えられない問題。  これが5匹とかなら、ピカチュウ・ニャース・あとメガシンカ勢のゲンガーと……とか、PVだけでも埋められそうだけど、10匹っていうのがキツい。全部で20匹しか出てないらしいから、当てずっぽうで書くのも厳しい。  っていうか映画観てても割とキツい。なので2回目観に行きます。というわけです。 --------------------  更新しなかった理由のもう1個は単純で、この土日で徳島行ってたからです。  毎年夏には家族で母親の実家のある徳島で阿波踊りに行くのが恒例で、まあ去年は留学で行けなかったのですが。  いつもは1週間くらいいたりするのですが、今年はあんまり時間がなくて、  金曜の最終便で羽田を出て、月曜(今日)の朝イチの便で帰ってくるという割と過酷なスケジュールでした。  ただ、このくらいの密度でちょうどいいかなあ、と思うところもあって、  根本的に、私自身は徳島に何の縁もないので、従兄弟と祖父母に会うくらいしかやることがないし、  あと、小学生とか中学生の頃ならともかく、この年齢になると祖父母の家に泊めてもらってもリラックスより気遣いの方が上回るので疲れちゃうんですよね……。  実質2日間とはいえ、母親の友人に会って就活についていろいろと話を聞いたり、もちろん阿波踊りも両日参加したりで、なかなか有意義でした。  ただめっちゃ疲れてます。明日は仕事なのでさっさとブログ書いて寝ますよ。 --------------------  ところで、いつの間にか飛行機でWi-Fi使えるようになってるんですね。しかも15分は無料。  毎年飛行機乗ってるので、前は一切禁止だった電子機器に関するルールがだんだんと緩くなっていくのを目の当たりにしているわけですが、とうとうWi-Fiかー、という印象。  たぶん1~2年後には完全無料になってそうだし、そのうち離着陸時にもWi-Fi使えるようになるのではないでしょうか。飛行機と電波が干渉する仕組みを知らないので適当ですけど。  空の上でもインターネットに繋がるというのは、嬉しい人もいるんでしょうけど、個人的にはなかなか複雑。飛行機の中くらいインターネットから半強制的に離れられる空間であってほしかった。  今年は飛行機の中でずっとKindle読んでました。青春ブタ野郎、2周してます。  全巻を鞄に入れて持ち歩けるというのは本当に素晴らしい。さくら荘もKindleで買い直したいレベル。 --------------------  そんな中、『とある魔術の禁書目録』の新刊が発売されました。禁書に関しては正直もうだいぶ惰性で買ってるので、別に超テンション上がることもないのですが、毎回ちゃんと面白いので良いなあと思います。  ところで魔術サイドの話がご無沙汰すぎるんですけど、神裂さんとかステイルさんとかもうストーリーに絡むことはないんでしょうか。あと土御門さんってどこに行ったんだっけ……。新約に入ってからの話を全然覚えてない。読み直したいけど面倒くさい……。  禁書目録ってKindle版出てないんですね。なので仕方なく文庫本を買ったんですけど、片手で読み進められない・途中まで読んだところを自動で記憶してくれないことがこんなに不便だとは思わなかった。  あと、紙の本の問題は読み終わった後の処理に困ることですね。  ビジネス本とかならともかくライトノベルなんて(バトルものは特に)そうそう何度も読み返さないので、読み終わったら本棚の奥にしまい込んでしまっても問題ないのですが、  私は本を読むスピードがかなり速くて、1時間くらいで読み終わってしまったりするので、「せっかく買ったのに1時間でしまうのもなあ」みたいに思っちゃって、結局読み返しもしないのに寝室に置きっぱなしになったりする、という……。  Kindleの一番の利点はこの「物理的に場所を取らない」ことだなあと思いました。逆に、コレクション感はちょっと薄れちゃいますが。  ちなみに、Kindle Paperwhite、レビュー書きたいなあと思いつつまだ書いてないのですが、何だかんだかなり満足してます。買ってよかった。  ただ、使っていると確かにページめくりボタンや明るさ自動調節機能が欲しいなとも思うので、VoyageやOasisの魅力も理解できました。価格がかなり高いので、買おうとまでは思いませんが……。お金が余ってる方は買っても良さそうです。Oasisはさすがにアレだけど、Voyageはそこそこ良いと思いますよ。   --------------------  ところで、このブログの次のアップデート……アップデートでいいんですかね?  ともかく、バグ改修とデザイン調整をしないといけないんですけど、8月はちょっと忙しくてキツそうです。9月になると思います……。  仕事も溜まってるし、記事の方のネタも溜まってるし。すみません。  Web編集系の作業って、一度ノってくると楽しいんですけど、取り掛かるのがすごい億劫なんですよね。Wordpressは特に。  その点ブログはまあまあのテンションで書けるので楽です。 ...

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ひとりごと 5年前

マギアナ、ドリー、青春ブタ、ガイド

暑い日々が続きますね。  最近は昼になると必ずクーラーをつけています。 --------------------  ブログリニューアルしたことをアピールするために8月は更新回数を増やそう、というのは7月時点である程度考えていたけど、  しかしマギアナブログになるのは考えてなかった。  なんでここまで執拗にマギアナの話をするかといえば、マギアナが素晴らしい作品というのはもちろんですが、  マギアナは私が評価しないと誰も評価しないであろう作品だからです。  『ズートピア』も『シン・ゴジラ』も『ファインディング・ドリー』も、評論大好きな人たちがこぞって観に行って評論レビュー書きまくってるけど、  そういう人たちは『ポケモン映画』なんて絶対に手を出さないわけで、  でもあの映画は実に深いメッセージが込められているから、私がやらなきゃいけないのです。お付き合いください。  近いうちにあの映画のストーリーのネタバレを含む記事を書きます。これを読めば映画を観なくても納得できるかもしれません。でも映画を観に行ってほしいです。  いや、あの内容で全然客が入ってないの本当にマズいって……。  少なくとも『ズートピア』の8割くらいの面白さはある。  『ズートピア』の8割というのは『アナ雪』と同等の面白さってことです。 --------------------  それはそれとして『ファインディング・ドリー』を観てきたんだけど、私は今、「ちゃんとしたレビューを書くエネルギー」をマギアナ以外に割いていられないし、ちゃんとしたレビューなんかいろんなところに落ちてるので、箇条書きで。  ・『ズートピア』筆頭に「ストーリー・細かい描写」の全てが特定のテーマ・メッセージと結びつく映画を褒めすぎた反動で、単純に面白い映画を評価できなくなっている自分が嫌だ。面白かった。  ・前半、ドリーの性格からくるトラブルがあまりにも多発しすぎてイライラしていたのだけど、後半でそれも1つの個性である的に転がっていくのを見て、自分の心の狭さを突き付けられた。人は誰でも得手不得手がある、というと説教めいた映画に見えちゃうけど、私が勝手に説教されただけです。  ・というか、私が『ズートピア』大好きなのは結局テーマ性でもストーリーでもなくてジュディの性格が自分に似てるから、で片付くんじゃないかという気がしてきた。  ・ところで、ディズニー/ピクサー映画はフルCGになってから年々ローカライズに力を入れていて、看板の文字が全部日本語になっていて、水族館のナレーターが八代亜紀(名前も八代亜紀)という力の入り具合だったんだけど、あまりにローカライズしすぎて日本の水族館に流れ着いたんだとしばらく勘違いした。でも実際にはカリフォルニアだったので、むやみなローカライズは逆効果なんじゃないかと思った。まあ字幕版見ればよかったんだけど。  ・デスティニーが可愛かった。デスティニーさんと付き合いたい。  ・タコが自動車を運転するシーンがあって、「タコですら運転できるのに……」ということで死にたくなった。 --------------------  『青春ブタ野郎シリーズ』最新刊(といっても文庫版では先月発売されてたもののKindle版)を読みました。  タイトルだけ聞くと家系ラーメンみたいだけど、『さくら荘』の系譜を確実に引き継いでいる作品です。めちゃくちゃ面白い。  たとえば『ズートピア』『輪るピングドラム』などの作品で描かれるのが、人類普遍の課題を暗喩するパブリックな世界だとすれば、  『青春ブタ野郎』が描いているのは実に素晴らしくパーソナルな世界で、  「思春期の男女の恋愛模様と複雑な人間関係、そして自我との戦い」みたいなものが全て。  世界の危機だったりもしないし、異世界転生だったりもしない。  まあファンタジーな要素はあるのだけど、ファンタジー要素について全くそれらしい理屈がない。  それはもう作品の前提であり根幹であるから、それにツッコミを入れるのは、たとえば『ズートピア』に「動物は二本足で歩いて都市を建造したりしない」と突っ込むのと同等に野暮なわけです。この作品で描きたいのはSF的な設定じゃなくて、あくまで人間。それ以外はオマケ。そういうストイックな姿勢が見えます。  『さくら荘』もそういう面はあったのだけど、ましろ筆頭にキャラクターの派手さだったり、ゲーム作りという夢を追う姿であったりにスポットが当てられがちだった。  そういう面がアニメ化に繋がったといえばそれまでだけど、今作はストイックに人間模様だけを描いています。だからめちゃくちゃ面白い。  高校生の時にこの作品があったら、さくら荘の比じゃなくハマってたかもしれない……。 --------------------  ところでリリカルスクールの3rdシングルとフルアルバム『Guidebook』の発売が決定しました。  3rdシングルももちろん楽しみなのですが、重要なのはアルバムの発売です。  私の大好きな『ワンダーグラウンド』の現メンバーでの再録! いやまだ発表されてないけどたぶんあるはず! なぜなら『ワンダーグラウンド』は前作アルバムより後に登場したシングルだから!  当ブログで毎年行っている「今年のベストソング」という企画がありまして、毎年、その年に発表された音源から選んでいるわけですが、  今年に関しては、今年4月に出会った『ワンダーグラウンド』にドハマリしているにも関わらず音源は昨年からあったという問題にずっと悩んでいました。  もしアルバムに2016再録版が収録されるならば、これを元にしてランキングに入れることができる。  大丈夫、去年だって『THE♡WORLD♡END / 堀江由衣』(シングル発売は一昨年、アルバム収録は昨年)をランクインさせたのだから。    あと、単純にリリスクが新譜を出すと各地でフリーのリリイベやってくれるのが嬉しい。  私、ららぽーととかショッピングモール行くのが好きなんですけど、行く理由がなくて困ってたんで、リリイベ目当てだと行く理由が生まれるんですよ。それだけで幸せ。 --------------------  最近、映画をたくさん観ている気がするけど、映画そのものを観たいというより映画の感想を観たくて・書きたくて映画を観ている気がする。  そういう理由で『シン・ゴジラ』が観たいのだけど、別に『シン・ゴジラ』そのものには全く少しも興味が湧かないので困ってる。  それはそれとして近いうちに『アリス・イン・ワンダーランド』観てきます。たぶん。    バランスよく更新していきたいのだけど、どうしても夏休みだとこういうレビューとかイベントの話題に寄ってしまうことは許していただきたい。とりあえず今月中にマギアナ考察、KindlePWとbath roomのレビュー、あとMS Band 2の記事を上げる予定です。アリスインワンダーランドは……まあ、めっちゃ面白かったら書くかも。 ...

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アニメ・ゲームのこと 5年前

『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は例年の #ポケモン映画 とどう違うのか。そして、ポケモンはディズニーを目指すのか

『ボルケニオンと機巧のマギアナ』の感想記事。つい数日前にも書きました。  【感想】『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は、ここ数年のポケモン映画への不満を解消した傑作  しかし、この内容はネタバレがないように全力で配慮したもの。この程度ではまだまだ書き足りない。  というわけで、少しだけ(未視聴でも問題ないラインを探りつつ)ネタバレを交えながら、もう少し深くこの映画の魅力を掘り下げていきたい。  本当は中身についてネタバレ全開の考察記事も上げたいのだけど、そっちはそっちで近いうちに別の記事で……。  

「今年のポケモンは、本当に違う」

 そんな評判を去年も聞いた。一昨年も聞いた。っていうか毎年聞いた。  特に、去年の『フーパ』は、『エンテイ』以降十数年ぶりに脚本家が変わったので、今年は違う、今年は面白い、そんな話が結構流れていたと思う。  なので、私は期待して観に行き、そして、つまらなかった。  ここで「まあまあ面白かった」ということも可能だけど、それだとただの「ポケモン映画はいいぞおじさん」になってしまうのではっきりさせよう、『フーパ』はつまらなかった。伝説のポケモン大集合、というコピーありきのコンセプト。ラティ兄妹の再登場のようなファンサービスこそ旺盛だったけど、肝心のストーリーは全然大したことなかった。  これがポケモン映画の限界。大人が観ると「まあまあ面白かった」というところに収まるような、子ども向けアニメの枠を超えられないのかという失望。  なので今年も正直全然期待してなかったし、どうせあてにならないので前評判すら全く調べずに突っ込んだらめっちゃ面白かったので、こうして掌を返して手の甲側でキーボードを叩いているのだけど、  観てない人からすれば「今年は違うってあと何回言うんだよ」と思うのも致し方ない。  では、何がいつもと違うのか。それを見ていく。  

ピンチになるのがピカチュウではない

 一昨年公開された映画『破壊の繭とディアンシー』。XY映画第1作。  さすがに2年前の映画なので多少のネタバレは許してほしいのだけど、  この映画のラストで、ピカチュウはイベルタルの力によって石にされてしまう。  大切な仲間が命を奪われ、涙を流すサトシたち。  そこへ、再生をつかさどるゼルネアスが表れ、ピカチュウは生き返った。  さあ、この夏史上最大の感動!泣こう!  ……このラストシーンを観て、ポケモン映画のメインターゲットたる小学生がどういう感覚を抱くかはわからない。  わからないが、大学生の私の感覚としては、  毎週木曜に元気に冒険しているレギュラーメンバーの生死をストーリーの軸に持ってこられても困る。  こういう見方をすると身も蓋もないけれど、それにしたってさすがに茶番。生き残るに決まってるのだから。  同じポケモン映画でも、『ミュウと波導の勇者ルカリオ』なんかの展開は、どっちに転ぶか最後までわからなくて良かったし、前作『フーパ』が個人的に『ディアンシー』よりは楽しめた理由もそのあたり。  その点、今作の『ボルケニオン』。ボルケニオンとマギアナの安否がストーリーの主軸になっているので、最後まで展開が読めない。これだけでもかなり嬉しい。  

サトシの成長は望めない

 ポケモンのテレビアニメシリーズ中、最高傑作とされることの多い『ダイヤモンド&パール』。  あのシリーズは、サトシとヒカリのダブル主人公だった。  シリーズ開始前、サトシが続投するかどうかが前週まで伏せられる(AG編最終回でサトシがシンオウ行きの船に乗ることで初めてわかる)、という大胆な宣伝手法が印象に残っている。  どうしてダブル主人公が必要だったのか。  これもまた、身も蓋もない話になってしまうが、サトシというキャラクター、初代~金銀までならいざ知らず、もうとっくにキャラクターとして完成されている。  サトシを物語の主人公に据えると、「事件が起きました、マサラ人のサトシが解決しました、めでたしめでたし」という単純な物語になってしまう。ミステリーやアクション映画やコメディなどであれば、それでもいいけれど。  そこでDP編では、ヒカリというキャラクターをメインにすることで、サトシのバトル道とヒカリの成長物語のいいとこどりを行った。  続くBW編では、サトシの経験値をリセットして成長物語にしようとした結果、旧来のファンの怒りを買いまくり、シーズン2で軌道修正をする羽目になった。  XY編は何とかバランスを取ろうとしているっぽいけどちゃんと観てません。ごめんなさい。  まあとにかく何が言いたいかというと、サトシは主人公としてはあまりにも成長しきっている。CP2000くらい。    『ボルケニオン』は、サトシとボルケニオンのダブル主人公、というよりボルケニオンが主人公と言ってもいい。  この2人の対比を掘り下げるとネタバレになるので詳しくは割愛するけれど、  年齢・強さ・存在感などで一見するとボルケニオンの方が上の立場に来るところを、実はサトシの方が精神的に大人びている部分があって、ボルケニオンを諫めたりする。  このデコボコな関係、お互いを補完しあう2人組というのがバディものとして理想的。  「場慣れしている前主人公+新米主人公のダブルキャスト」という構図は『ナルニア国物語』から『相棒』まで古今東西で使われてきたメソッドであるけど、サトシという最強主人公を外せないポケモンアニメにおいてはこのダブル主人公制が最適解だということを改めて示した。  

ロケット団がいる意味

 前回の記事でも触れたことだけど、ポケモンアニメはAG編で、原作ゲーム(ルビー・サファイア)に出てこないロケット団をアニメオリジナルで続投させる決定を下してから、(ストーリー上重要な回であればあるほど)その扱いに困ることになった。ある意味ではサトシ以上に扱いあぐねていた。  その1つの解がBWの路線変更だったけど、残念ながら炎上した。  この問題が映画では特に顕著で、「映画オリジナルの悪役」が存在するのに、ロケット団は何をしに出てくるのか。  第三勢力として騒ぎに乗じてピカチュウを狙うにしろ幻のポケモンを狙うにしろ、うまくいくわけがないし、本筋の対決とは関係ないので、「中盤あたりで挿入される全く関係ないイベント」になってしまう。  全く関係ないイベントが挿入されることは物語においてノイズだ。  いや、そう思わない人もいると思うが、少なくとも思春期に『輪るピングドラム』というドラッグを摂取してしまった私としては、やっぱり物語は必然性と必要性だけで構築されてほしい。全てのオブジェクトに意味があってほしい。あらゆる映画はズートピアであってほしい。    この問題について、今回の映画の解決策は非常にスマートだ。  「ロケット団を敵陣営に協力させる」。今までのポケモン映画における「悪役の手下」をロケット団に兼ねさせることにしたのだ。(まあ悪役の手下も別にいるのだけど)  これによって、定番であるサトシvsロケット団の対決が物語に必要なステップになったし、同時にロケット団が今回の悪役の技術である「ネオ神秘科学」の力を借りることで、「いつもと違うロケット団」になった。  「いつもの(テレビシリーズのままの戦力の)ロケット団」がサトシに勝てないというのはもう自明。突然ニャースがタイマンでピカチュウに勝てるようになるわけがない。  でも、ネオ神秘科学の力を借りたロケット団なら、サトシたちを追い詰める展開もあり得るかもしれない?  そう思わせた時点で成功だ。今作のロケット団は、物語の重要なパーツとしてきちんと存在している。  あと、今作はニャースがかなり重要な役割を演じているのだけど、その話も掘り下げるとネタバレなので割愛。  

伏線・反復

 お前は伏線さえ張ってあれば満足なのか? と言われると「はい……ごめんなさい……」となるのだけど、  まあとにかく今作は「本当にポケモン映画?」っていうくらい伏線や反復が詰め込んであって、作品が綺麗にまとまっていた。  前回の記事で書いたことと同じ内容になってしまうのでもう少し踏み込んで書くと、  今作は「相手を信用できるかどうか」「異なる集団が共生していくことはできるのか」みたいなところが一貫してテーマになっていて、  「相手が本当のことを言っているかどうかわからない」というエピソードが大小様々に散りばめられている。  そこに対してラストシーンの意味がちゃんとある。  1つ1つのエピソードを拾っていくほど、ラストシーンは必然的で、この映画が明確に1つのテーマを描くために作られていることがはっきりする。  しかも、ラストシーン、基本的に割と説明過剰なポケモン映画において、サトシの台詞がすごくシンプル。  シンプルだからこそ光る。素晴らしいです。  

ポケモン映画の路線変更の理由

 で、ここからが本題。いや、ここまでも本題なのだけど。  ポケモン映画はどうして今年ここまで化けたのか?  もしかしたら大した理由なんてなくて、脚本家がアナ雪観て感銘を受けてちょっとそういう路線に舵を切ってみたくなっただけかもしれないけど、  私はこの物語の必然性を信じるのだから、当然、この物語を生み出した現実にだって必然性を信じる。  考えられる路線変更の理由は何か。  前年の『フーパ』が興行収入最低記録を更新したことで、スタッフに危機感が出てきたというのは、それなりに尤もらしい。  けれど、それに気づくのはもう何年か早くても良かった気がする。  もう1つ要因として挙げるとするなら、  任天堂キャラクターの映画事業進出に伴って、任天堂グループの映画戦略が見直されることになったのではないだろうか?    ポケモンは一応任天堂とは別会社になっているが、『スマブラ』や『amiibo』『バッジとれ~るセンター』などを見る限り、キャラクターとしては任天堂IPの1つとして扱うはずだし、  少なくとも世間では任天堂と株ポケの区別が全くついていないことがPokémon GO現象で判明してしまった。  現時点でポケモンのアニメ・映画は任天堂全体の事業戦略からは何となく切り離されているけれど、  今後マリオやゼルダやスプラトゥーンやF-ZEROの映画が順次作られていくとすれば、ポケモン映画は「任天堂ブランド映画の1つ」ということになる。  その時に、任天堂映画全体が「ポケモンのような低年齢層向けの映画」という目で見られる ...

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アニメ・ゲームのこと 5年前

【感想】『ボルケニオンと機巧のマギアナ』は、ここ数年のポケモン映画への不満を解消した傑作

ポケットモンスターの映画第19作、『ボルケニオンと機巧のマギアナ』を観てきました。

cncqqs8viaabqkr-9369348  まず最初にはっきりさせておきますが、本当にすごく面白かったです。  ここ数年のポケモン映画で一番の傑作だと思います。何なら過去最高かもしれない。  前情報ゼロ(ボルケニオンのタイプも知らなかったし、あらすじも全然見てなかった)で観に行ったからこその、この圧倒的な魅了され具合でもあったと思うので、  できればこの記事なんか読まずにさっさと観に行ってほしいのですが、  そういうわけにもいかないと思うので、この映画の魅力をなるべく熱く語っていきます。    ところで、皆さん、最近のポケモン映画、観てますか。  私自身(現在大学生)は、DP後期~BWあたりで一時期ポケモン映画から離れていたのですが、最近は小学生の弟の保護者として、ここ3年のXY映画を全部映画館で観ています。  そして、一昨年の『ディアンシー』、昨年の『フーパ』を観た後に抱いた感想は同じでした。  「出来が悪いわけではないけど、子ども向けすぎて退屈だった」  あえて辛口に言えば「子どもが楽しめる」ことに特化していて、設定のディティールやストーリーの完成度は二の次、とにかく派手なシーンを見せるための、予定調和で「先が読めてしまう」映画。  もちろん、ポケモンアニメのメインターゲットは子どもですから、そこに向けて作るのは当たり前だし、子どもでなくても、こういう難しいことを考えずに観られる映画が好きな人だってたくさんいると思う。別に悪いことじゃない。  しかし、私はここ数年、『シュガー・ラッシュ』『アナと雪の女王』『ズートピア』を映画館で観て、「子ども向けのエンタメと大人向けのストーリーの両立」を見事に成し遂げるディズニー映画にどっぷりハマっていただけに、  ポケモン映画もこういう作りにならないのだろうか? という歯痒さを感じていました。  子どもも大人も楽しめる、ディズニーのような映画をポケモンは作れないのか。というか、原作ゲームではポケモン/任天堂が散々やってる領域なのに映画はどうしてできないのか。    で、今年。正直、GWに観たズートピアがこの手の映画として最強すぎたこともあって、  「まあポケモンはいつも通りのストーリーなんだろうな」と、あんまり期待せずに観に行きました。  しかし。  中盤あたりで胸の中にじわじわと広がっていく、「あれ、今年、面白いのでは……?」という感覚。  ストーリーの粗も、演出の無理やりさも、全然見えてこない。  ただただキャラクターたちの魅力とストーリーの盛り上がりに心を掴まれる。  そしてその勢いを維持したままの見事なクライマックス。  CMで「この夏最大の感動!」って毎年言われる割にポケモン映画で感動したことはあんまりなかったのですが、今年は本当に感動しました。まさかポケモン映画で泣きそうになるとは……。  ストーリーも最後の最後まで展開が読めなくて、ずっとドキドキしながら追いかけることができました。  断言します。今年のポケモン映画は、「子どもも大人も、ポケモンファンでなくても楽しめるポケモン映画」です。    だからこそ、「この映画をいろんな人に知ってほしい」と思うのです。  私が観に行った時はうちの家族4人で貸し切りでした。ヤバい。  この手のシリーズ作品は常に前作の評価を引き継ぐものなので、「去年までは退屈だったポケモン映画が今年突然アナ雪クラスの傑作になってるよ!」って言ってもオオカミ少年感あって絶対に信じてもらえないと思うけど、本当。マジ。  今年のポケモン映画は、去年までのポケモン映画が好きじゃなかった人こそ観るべき作品だし、  もっと言えばディズニー・ピクサー映画が好きな人が観るべき作品なのです。  今年の作品は、そういう人が見ないと「ポケモン映画にしては地味なストーリー」くらいの評価で埋もれてしまう可能性があるのです!それは良くない!    さて、ここまでの内容で観に行こうと思った方はこれ以降の文章は読まなくていいです。  しかし、まだ信用できないという方のために、  ここから『ボルケニオンと機巧のマギアナ』の具体的な魅力を解説していきます。    まず初めに断っておきますが、この記事は「ここ数年のポケモン映画が不満だった人の目線」です。  なので、ここ最近の映画……つまり『ケルディオ』『ディアンシー』『フーパ』が好きな人にとっては一部不快になる表現があるかもしれません。ご了承ください。  と、いうか、ここ3年のポケモン映画観て、それが大好きだったって人は、他の人からどうこう言われる前に観に行ってますよね。  そういう人を説得しても意味ないので、私は、ここ数年のポケモン映画が嫌いだった人/興味がなかった人を説得するためにこの記事を書いています。  

1. ストーリーが王道かつ丁寧

 今年の映画、あらすじを超簡単に言うと「悪い奴らから幻のポケモンを守る」というポケモン映画のド定番なんですけど、  そのストーリーにご都合主義的な展開が見られない。  サトシたちが事件に関わっていく理由、マギアナを守る理由、悪役たちの動機、悪役との何回かに分けての衝突。  その1つ1つに対してちゃんと納得できる理由付けと描写があり、ストーリーに説得力とリアリティを持たせることに成功しています。  子供向け映画(子供向けに限らないけど)を大人の薄汚れた目線で観ると、  「あ、今、物語の展開を都合よく転がすために偶然に頼ったな」とか、「あ、この悪役、今とどめ刺せるのに映画が終わっちゃうから手加減したな」みたいな野暮なことをついつい思ってしまう映画というのは結構多くて、  ポケモン映画でも前年の『フーパ』なんかは割とそういうポイントがありました。(というかフーパの能力があまりにもチートすぎた)  しかし今年の映画は違う。ストーリーの説得力があったし、突拍子のない展開もなかった。  その点で、大人が観ても十分満足できる映画に仕上がっています。  

2. 舞台と世界観が魅力的で住みたくなる

 今回の舞台は、ゼンマイ仕掛けの超カラクリ都市「アゾット王国」。  アゾット王国は、局所的に流行しているスチームパンクの雰囲気、というかもっと端的に言えばラピュタです。 アゾット王国  神秘科学の恩恵を受けて暮らす街。動く歩道があったりと、方向性としては『裂空の訪問者 デオキシス』のハイテク未来都市「ラルースシティ」に近い。  個人的に私は小学生の頃から「ああいう街に住んでみたいなあ」と思わせてくれるポケモン映画が大好きで、その点で『デオキシス』の ...

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技術・Web 5年前

Windows 10 アプリの半角英数での記号入力がおかしくなる問題と対処法

日本時間8月3日についに正式公開されたWindows10 Anniversary Update。  うちのSurface Pro 4も配信開始直後にアップグレードアシスタントを使って意気揚々とアップデートしました。  基本的には良くなってて大満足なのですが、  アプデによって一部の設定がリセットされるという不具合?仕様?があるようです。  とはいっても既定のアプリとかContinuumの挙動とか、大したことないものが多いのですが、  一つだけ意味の分からない不具合が起きまして、  それがこの記事タイトルの、「Windows10 アプリ(UWPアプリ)で半角入力にした時だけ記号の入力がおかしくなる」というもの。    WordやChromeなどのデスクトップアプリでは、問題なく入力できるし、  全角入力時は何も起きないが、  Microsoft EdgeやTwitterを開いて半角入力に切り替えたところで、  [ キーを押したら ] が入力される。  ] キーを押したら \ キーが入力される。  全く意味がわからない。  その後もいろいろ触っているうちに、Shift+2を押したら “ ではなく @ が入力されることがわかり、  このあたりで、どうやらUSキーボード配列と認識されているのではないか、と推測しました。  ……しかし、「半角英数入力時のみ」「UWPアプリ時のみ」という狭い条件でのキーボード認識バグなんてのは、全く聞いたことがないし、検索しても全然出てきません。  デバイスドライバーの更新とか、何となく追加してあった英語言語パックの削除とか、いろいろ試してみて、  最終的に何とか対処法を突き止めました。私以外の環境でも同様の結果になるかは不明ですが、一応書いておきます。  参考までに私の環境は Surface Pro 4 + TypeCover(日本語)です。つまりアップグレードではなくWindows10プリインストール端末だし、Bluetoothキーボードでもありません。    

認識バグの対処法

 まず、「言語と地域の設定」を開きます。  Windowsユーザーにとってはまず「設定アプリ」を開いてから階層で探っていく方がお馴染みかもしれませんが、  ここは説明が楽なので  
thumb-5561181  検索(Cortana)欄に「言語」と入力。これで行きましょう。  検索を呼び出すショートカットは「Windows+S」。  ドキュメントのところはプライベートなファイル名が表示されるので隠してあります。   image_thumb-1-4331486  こういう画面が表示されたら、「日本語」をクリック(またはタッチ)。   2_thumb-7837522  オプションを選択。   3_thumb-1682766  明らかにおかしい。絶対これのせい。  というわけで「レイアウトを変更する」をクリック。  4_thumb-7350646  これで「日本語キーボード」を選択して一度サインアウト。  すると、ちゃんとUWPアプリで半角入力しても日本語キーボードに準拠した記号入力ができるようになりました。  以上です。やり方自体は単純でした。  --------------------  正直なところ何が悪かったのかはさっぱりわかりません。  言語ごとのオプションなんて今まで弄った記憶もないので、アップデート以前からこういう設定だったのかどうかも不明……。  Surfaceでのみ起きるのか、どのPCでも起きるのかも不明だし、Twitterで軽く検索かけても全然ヒットしないので、同じ症状の方が果たして存在するのかも不安ですが、誰かしらの参考になれば幸いです。   --------------------  余談ですけど、今回のこの説明記事、Anniversary Updateで追加されたWindows Ink「画面スケッチ」の機能を使ったのですが、これ便利すぎてヤバいですね。  タスクバー右側のアイコン欄、キーボードの左隣のアイコンから呼び出せます。  名前的にペンデバイスがないと使えないように見えますが、Snipping Toolの進化形ですよこれ。  もちろんペンデバイスがあると最強。  今までは「スクリーンショットの一部を切り抜いてペンで注釈をつける」というだけの動作も、OneNoteやペイントなどの別アプリを経由しないと行えなかったのですが、これで一発。  欲を言えばEdgeやOneNoteみたいにキーボードからの入力や図形も入れられると嬉しい……。けどそこまでするならOneNote開けってことなのかな。 ...

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メディア・カルチャー 5年前

Pokémon GO問題と、「日本人は民度が高い」言説

最近Twitterで騒がれている、Pokémon GOで運営元が批判されすぎ問題。  Pokémon GOで起きる・起こり得る様々な問題について、任天堂・ポケモン・Niantic社に対応要請しすぎではないかという話。

 まあ、別に日本だけがこうなってるわけではなくて、海外でもドイツのホロコースト博物館やアメリカの国立墓地が禁止要請を出していたりするのですけど、  しかし「JRなどの交通各社が駅にポケモンを出さないように要請」とか「最高裁の敷地内にポケモンを出さないように要請」とかはさすがに行き過ぎな感があってやっぱり日本だけだろうと思うのです。 --------------------  ところで、「日本人は民度が高い」っていう都市伝説がありますよね。  他の国と違って日本人は電車に並んで乗り込むし、地震が起きても犯罪が多発しないし、犯罪率は低いし。  それを以て「日本人は優れた民族だ!」みたいな結論に持っていくのはテレビもネットも同じで、確かにそんな話を聞かされたら同じ日本人として気分も高揚しちゃいますよね。  でも、私は「それって日本人の民族性が理由なの?」という疑問を持っていて、  そのきっかけとなったのは、昨年夏にカナダへ短期留学した時のとある経験です。  ……なんか高校生のしょうもないスピーチみたいな文章展開だけど気にしない。    短期留学中、週末を利用してバンクーバーに遊びに行ったときのこと。  そこでバンクーバーのモノレールに乗ったのですが、そこのシステムが日本では考えられないものになっていて。(他の国・他の都市がどうなのかはわかりませんが)  改札の前に発券機があって、そこで切符を買うのですが、改札に切符を通すことはありません。入る時も出る時もノーチェック。  なので切符を買わなくても乗れます。  おそらく、時々車掌さんが抜き打ちで確認してるんじゃないかと思いますが。    このシステムを見た時に、「日本の民度が高い」という話が、実は、日本人の優秀さを示すものではないんじゃないか、と感じたのです。  自動改札とSuicaできっちりと管理された日本のシステムと、カナダのシステムを比べた時に、  どちらが無銭乗車などのトラブルが少ないかと言えば、間違いなく日本。  なんですけど、別に日本人が優秀だからではない。  世界中のどんな都市でも、切符がないと通れないシステムを作れば誰だって金を払う。たぶん。 --------------------  つまり、日本という国は、「民度の低い人間でもあんまり犯罪を起こさないようになっている社会」なんですよね。  例えば、地震でトラブルが起きてもコンビニに強盗に入る人がいない、みたいな話がありますが、  これも、監視カメラが生きている可能性が高いこと、日本の警察組織がそう簡単に乱れないことから、犯罪が後にバレる可能性が高いというだけじゃないかと。  逆に、夏祭りやハロウィンでのポイ捨てとかは全くなくならないわけで、「誰がやったかバレない環境ならいくらでも悪いことをする」んだろうなと。もちろんそうじゃない人もたくさんいますけど。    だから、日本という国の治安が良い、ということとは別に、  日本人の民度が高いわけではなく、むしろ、めちゃくちゃ低いのかもしれない。  実際にはどうかわかりませんが、  全ての国民が民度の低い馬鹿であることを前提にしたシステムで動いているんですよね。  その代わり、誰かがミスをしてもそれは管理している企業や国のせいになるので、暮らしている側からすれば非常に気楽ですけど……。  その最たる例が女性専用車両で、民度が高いと言われる日本であんな性犯罪が全くなくならないのも凄いし、悪いのは痴漢じゃなくて鉄道会社だ!っていうのも凄い話ですよね。  ……まあ痴漢問題は、単純に鉄道の本数と輸送人数が釣り合ってないことに問題があるとも思いますが……。ラッシュ時の車両か路線増やせよっていう。 --------------------  Pokémon GOの話もこれと似たようなところがあって、  先回りでどんどん規制していけば、たぶん海外よりも問題は起きにくいだろうなと思うものの、その結果としていろんな楽しみを失っているわけで、  あらゆるリスクの芽を摘まないと気が済まないことのつまらなさを改めて周知させてくれる話だなと思いました。    まあ、だからといって日本のこういう体質が今後変わることもあんまりないと思うので、諦めて海外移住した方が良さそうな気がします。  日本に勢いがあった頃は、そういう日本の面倒な規制に対応するコストよりも、ローカライズによって得られる利益の方が大きかったのでしょうが、今は……。 --------------------  それにしても、歩きスマホ対策を運営元に要求って、今までGoogleにもAppleにもTwitterにもLINEにもそんなことしていないのに、なんで任天堂にだけ、っていうのはやっぱり国内企業だから口出ししやすかったんですかね。あとゲーム会社のこと舐めてそう。  考えてみれば3DSの「すれちがい交換日記」も出会い系の温床になるってことでサービス停止されてましたが、Twitterで似たような事件が起きてもTwitter規制みたいな話にはならなかったわけで、  そういうところも含めてやっぱり日本クソだなと思わずにはいられません。 ...

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