映画館の持つマネタイズ力のこと
なんか今学期すごい忙しい気配が漂っています。まだ2週間経ってないけど、授業がキツい。授業というか課題が。 来週の月曜までに15ページの英語の文献を読んで内容をまとめて、来週の水曜までに31ページの英語の文献を読んだ前提のディスカッションをして、金曜までにその内容を元にレポートを提出する。 なにこれ。 おまけにバイトの予定が合間に挟まってるし、授業も普通にありまくるし、来週はちょっと山場かもしれないです。 なので文献の方はこのブログ更新したらすぐに読みます。がんばりますー。単位1つも落としてないのはちゃんと守っていきたい。 しかし、今GPAの累積が2.99なんですけど、今学期のこの厳しさで3.00に上げるのは無理そうな気がする……辛い。先学期が緩すぎたこともあるのですが。 あんまり自分が忙しいアピールとかはしたくないのですが、時々ふと気がつくと自分がものすごく忙しいような気がします、 他の人の人生を体験したことがないので、他人と比べて忙しいか暇かなんて一生わからないわけですが。 客観的に見た自分の限界とか疲労度とか時間的・精神的な余裕とかを全然把握できないのは自分の欠点です。 例えば、バイトにしても自宅作業だからあんまり「働いてるー」って感じしないんですよね。でも時間にしたら相当入ってる。 ……ように見えるけど、夏休みに月80時間って、よく考えれば大したことないんですよね。週2フルで入ってるバイトとあんまり変わらない、という。 -------------------- 昨日の『ENGEIグランドスラム』観ました? といってもネタ部分はあんまり触れる気がないんですが、 RADIOFISHの新曲、PERFECT HUMANと完全に同じ構成なんですけど、唯一うまくやったなーと思うのは、サビ前の無音になるタメがないんですよね、今回。 あそこでワンテンポ置かなかったことで、ハードルを上げさせずに強引に持って行った感じがあります。 とはいえさすがにもうそろそろこのパターンも限界な気がするので、次あたりは別の仕掛けが欲しいなーと思いました。逆にしっとりしたバラードとかやったら面白そう。 -------------------- 今年、いつにもまして映画をたくさん観ているなと思ったのですが、 ・ガルパン ・ズートピア ・ズートピア2回目 ・ポケモン ・ファインディングドリー ・ポケモン2回目 ・君の名は。 ・君の名は。2回目 アニメしか観ていない……。 そして2回観てる映画の方が多い……。 むしろなんでガルパン2回観ないんだよって感じですよね。個人的にあれは何度も観る映画じゃないと思いますが。 あ、一応リリスクの映画が実写ですね、あれを映画を観たものとしてカウントしていいかどうかは別として、2回行きました。 で、今年もこのあと『シン・ゴジラ』『何者』『溺れるナイフ』観たいんですよ。特に後者2つは絶対観ると思います。『四月は君の嘘』は……観たかったけどあんまり評判良くないので保留。『聲の形』も保留。 なんでこんなに観たい映画が多いんだろうと思うけど、よく考えたら毎回予告編見せられまくってるんだから当たり前ですよね。 映画館に何度も行くようになって思ったことなのですが、 映画って、奇跡的なほどに前時代的なビジネスモデルが成立している唯一の世界だなーと。 だって、音楽もゲームも漫画も、最初は無料で始められないとスタートラインにすら立てなくて、権利者が困ることに目を瞑ればスマートフォンやPCだけで最後まで無料で消費できるのが当たり前になっている中で、 あらゆる消費者に2時間1500円とかいう割高な価格を課して、 違法アップロードをほぼ完全に封じることができていて、 食べ物の持ち込み禁止であのぼったくり価格でドリンクやポップコーンを買わせる、 そんなのが成立してる場所って映画館とディズニーランドだけじゃないですか。 しかもそこに、(おそらく)『ガルパン』が「1つの映画に何回も通う」ことの敷居を大きく下げたし、さらに「応援上映」「4DX」みたいな新たな楽しみ方もどんどん提案されている。そして、それは客単価の上昇とイコールでもある。 もちろん今年みたいなヒット作が次々と出る流れが来年も続くかはわかりませんが……それでも、映画館に行く習慣を、特に若い世代に根付かせたことはそれなりに大きいかと思いますし、今まさにそれらの追い風を最大に受けてるのが『君の名は。』なんだろうと思います。 映画館という場所には、体験の対価としての料金を、一般消費者に当たり前のように払わせるパワーが、まだ残っている。 なので、今後はいろんな業界が頼ることになると思うんですよね。 今、アーティストやアイドルの映画がすごく増えていて、AKB48やPerfumeやRADWIMPSのようなメジャーアーティストのドキュメンタリーから、それこそBiSやリリスクのようなマイナーアイドルまで映画を作ってるのは、 映画がすごく効率的な集金システムとして成り立っているからではないかと。 単純な集金性能ではソーシャルゲームというフォーマットもかなり効率は高いですが、一部の人から搾り取るわけではなく、別にファンというわけでもない普通の人に当たり前のように1500円前後を払わせられるのって、今はたぶん映画くらいだと思うんですよ。 ライブとかCDとかも、どこかに「ちょっと高いけどお布施だから仕方ないな」っていう感覚があると思うし。 あと、カップルのデートスポットとしても定番なのにオタクが集まる場所にもなれるという柔軟性も凄い。あらゆるコンテンツの受け皿に成り得る。 そして、そのシステムが、映画館という<空間>と、あの大きな音響・スクリーン設備に起因するのなら、別に映画でなくてもいい。 今はライブビューイングくらいしかないと思うのですが、映画館を利用したコンテンツビジネスというのは、割と開拓し甲斐があるかもしれません。 例えば、サッカーとか野球の応援するバーとかありますけど、サッカーW杯の中継を映画館でみんなで観れるイベント開催したら、明らかに割高な入場料でも、結構行きたい人多いと思うんですよね。 あとは、『ポケモン』と『妖怪ウォッチ』が軽くやってるくらいの、ゲーム×映画のコンテンツも、今後は増えていくんじゃないかと。 Pokémon GOをモチーフにした1時間くらいの長編映画を作って、その映画の最後にミュウツーがスクリーンを飛び出してくる演出があって、その瞬間にスマホを取り出してみんなでミュウツーを捕まえることができる、みたいな。 基本無料のインターネット時代にあって、逆にたくさんの人と実態を持って繋がれる場所の価値というのは(ビジネスとしてもカルチャーとしても)どんどん上がっていて、 それが現在のバンドのフェスブーム、アイドル文化の隆盛、その他いろいろにつながってると思うんですけど、 それを実現できる中で最も普及している映画館という場所の価値はどんどん上がっていくのではないかと。 注目です。 -------------------- この映画の話、実は前回の記事の冒頭に入れるつもりで書いてたのですが、 このカロリーの高い話題の後にLOSERやカラスは真っ白の話をして、その後にコメント返ししても気づかれない可能性が高そうだったので後に回しました。 Twitter止めたからブログに書く話題が増える一方です。いいことだ。 ...