
埋葬
リリスク&スプラトゥーン2の話はガッツリしたので、それ以外の好きなものの話を中心に書きます~
ハチ『砂の惑星』MV公開
米津玄師/ハチさんの『ドーナツホール』以来のボカロ曲。 いや、これほんと凄い。ごちゃっとするから前回の記事で触れなかったけど、Splatoon2にも匹敵する、凄いインパクトです。 ミクの10周年に寄せるハチさんの曲で、歌詞に過去のボカロ曲の歌詞が散りばめられる、という。 wowakaさんの『アンハッピーリフレイン』やDECO*27さんの『ストリーミングハート』『ゴーストルール』、じんさんやkemuさんは言うまでもなくですが、 昔の曲のフレーズを使った集大成的な曲を今までに出したことのあるPは結構多い中で、 ハチさんはそういうのを基本的に全然やってこなかった人なので、ちょっと驚きのレベルが一段上がりますよね。 しかもメルトを筆頭に他のPのボカロ曲まで取り入れるという大胆さ。 ボカロというかニコニコのn次創作至上主義を、ある意味で打ち破ったのがメルト以降のボカロ曲みたいなところがあると思っていて、アレンジよりもオリジナルが偉い(あとお金にもなる)っていう、その流れの帰結にカゲプロがあったわけですけど、その流れをあえて二次創作的に引用したのが凄い。 (元ネタが誰が見ても明白でないものは一旦スルーして) マトリョシカ&パンダヒーロー→ワールズ・モザイク→千本桜・チルレコっていう、間違いなく一つの時代を築いた曲たちが次々に出てくるのはもう、ずるいですよね。強いに決まってる。 ここからは完全に老害の昔話的な深読みになりますけど、 そういう、まさに私と同世代の、2010年をピークに、ハチさん・wowakaさんを追ってボカロから離れていった人のための曲だと思うんですよ、この曲は。 だって、メルト以前、カゲプロ以降の有名なボカロ曲を完全に飛ばしてるわけだから。 「メルトショックで生まれた」って言うのも、Ievenでもみくみくでもなくてメルトなんですよ、それは語感の問題だけじゃなくて、 「初音ミクがキャラソンではなくオリジナル曲を歌える可能性」を最初に広く示した点で、それ以前のみくみくとか初音ミクの消失とは決定的に違う。その流れでハチさんのようなシンガーソングライターやwowakaさんのような元バンドマンが参入してきたはずで。 そういう人たちがwowakaさん・ハチさんを筆頭に結局本人歌唱や女性ボーカリストのプロデュースという道を選んで去っていったのが2012年以降の流れで、 その延長線上で一歩踏み込んでオリジナルストーリーを始めたカゲプロも、ボカロとはだんだん分かれていった。 そこで一周して、一旦曲のクオリティのインフレが収まった後に出てきたのがナブナさんとかorangestarさん、というのが個人的な認識です。そのへんちゃんと追ってないんですけど……。 アスノヨゾラ哨戒班とか、セミプロみたいな曲で溢れてた2012年頃に出してたら絶対埋もれてるやつですよね、その良し悪しは別として。 で、やっぱり個人的に感慨深いのは「あのダンスホール モザイクの奥」っていう、同じ行にモザイクロールとワールズエンドダンスホールを突っ込んだところで。 DECOさんと米津さんだけが現役でネット上での人気を維持してるから後追いした人にはピンと来ないかもしれないけど、 2010年のボカロ界隈をリアルタイムに見ていた人たちは、あの頃はwowaka・ハチ・DECO*27の3強だったともう間違いなく口を揃えて言うに決まってるんですよ、 そして、YouTubeで『裏表ラバーズ』の方が伸びていようが何だろうが、この3人の代表曲はワールズ・モザイク・マトリョシカで、 それが並んでるっていうのが凄い嬉しい。 そういう、カゲプロで時間が止まっている私のような元ボカロファンのための、 「あの頃(2010~12年)が最高だったよね」っていう曲なので、 それはある種の傲慢さもあって、だって明らかに「今のボカロは昔よりも盛り上がってない」と、ハチさん本人が突きつけるような作りになっているんですけど、 まあ別にいいじゃないですか、思い出のための曲なので。 例えば、2012年くらいに「組曲ニコニコ動画改」が出て、最古参たちの「あの頃はよかった」的なコメントで溢れかえった、あれと同じだと思うんです。 今のボカロが好きなファンの方角はそもそも向いてないわけですから。 そして、2010年、ワールズエンドダンスホールとモザイクロールが、 ボカロ史上最速ミリオンを目指して毎晩祭り状態だったというのも一つの歴史としてあって、私自身も毎晩ワールズ開いてコメント色変え祭りとか参加してたわけですけど、 そういう公的な記録に残らないモノをリアルタイムで立ち会った世代として、 その『砂の惑星』が最速ミリオン記録を数年ぶりに塗り替える、というのもまた感慨深い。 それ自体が「今のボカロより昔の方が勢いがあった」ことの何よりもの証明になってしまった気もしますが、まあ。 というかほんとあの動画に集まってる人の大半は数年ぶりにニコニコにログインした人なんじゃないですかね。想像ですけど。スターバックス コールドブリュークリームフロート
もう発売以来20杯くらい飲んでると思うんですけど、超美味しいです。 Tallが420円+税という、スタバの期間限定にしては良心的な価格でありながら、コーヒー+クリーム+シロップという絶妙な組み合わせ、 しかもバレンシアとヘーゼルナッツという2種類の味があるので飽きない。もうこの夏の定番です。 バイト先のすぐ近くにスタバがあるので、昼休みに買ってオフィスに持ち込んで午後の作業を頑張る。1日の楽しみなのです。 ……なんですけど、さすがにこう2日に1回のペースで飲んでると飽きてきたところに、 カスタマイズとしてシロップの変更ができるという情報を聞きました。 スターバックスのパートナーが選んだ! 夏のおすすめカスタマイズ5選【Editor’s Eyes Vol.60】 - Editor's Eyes ということで2日かけてシロップをバニラとキャラメルに変えてみたものをそれぞれ試してみたのですが、 まあ、あれですよ、 バニラシロップがバレンシアを超える美味しさなら最初から表メニューとして提示されているはずで、 バニラやキャラメルが合わないわけじゃないんですが、バレンシアとヘーゼルナッツに比べるとやっぱり劣りました。 というか、バニラはシンプルすぎてクリームの味に掻き消されちゃうんですよね。 というわけで私のイチオシカスタマイズはこれ!!