最近の話題 4年前 新約禁書21巻、トニカワ3巻など新約とある魔術の禁書目録(21) 前巻から引き続いて、尋常じゃなく面白い巻。 禁書旧約とか新約中盤で脱落した方も、新約19巻あたりから試しに読んでみても割と楽しめるのではないでしょうか? そのくらい総決算な展開です。 [amazon_link asins='4049120259' template='Original' store='galeglad-22' marketplace='JP'] 笑えるシーンも可愛いシーンもありつつちゃんと熱い。 新約20巻でついに上条・一方通行・浜面の共闘が実現しましたが、 今巻はさらに美琴・操祈まで本筋に絡み出して、いよいよメインキャラクターの揃い踏み。 「上条軍団」的な言葉が初登場したのがいつだったか覚えていませんが、それがようやく成立するまで10年は待った。10年追ってきた読者のための展開。 最近、ドラゴンボールを一気に読んでみてつまらなかったという記事が炎上していましたが、 まとめ読みに適した作品と、リアルタイムで追うことに適した作品はやっぱりあって、後者の方が強烈な思い出、人生の一部として刺さるから熱狂的なファンも生まれるのでしょうが、それは後追いだと体験できないので、後追いしても意味がないんですよね。先入観とか関係なく。 私自身も読んだら同じような感想になるのが目に見えてるからDBもワンピナルトハンタジョジョも読む気はありません。時間の無駄。 だったら今の時代のそれと同じ感覚を味わえるものを選ぶべきで。 私にとってのそれは禁書で、あれをリアルタイムで追えたことは強く刺さってますし、高校生の頃には馬鹿みたいに勢いのあった禁書スレ見たりもしてましたけど、 今の中高生がとっくに成熟した禁書を今から読んでもそうした面白さの半分も味わえないでしょうから、Re:ゼロやノゲノラやよう実を読んだ方が絶対良い。カゲプロもそういう位置にある作品だったでしょう。 『ハルヒ』はまだその点、後追いでも楽しめる強度がありそうですが、『禁書』はそうではないと思います。そして私も同様にドラゴンボールも読まないしRe:ゼロも読まない。 しかしいよいよ禁書もクライマックスという雰囲気がありますが、とうとう完結するのか、それとも新章突入なのか。 旧約冒頭から出ていたローラやアレイスターの伏線が回収された今、これ以上の盛り上がりを作れるのかという気になりますが、でも新約前半ラストのオティヌス戦の時もそう思わされつつ続いていったので、新展開があることを信じます。 トニカクカワイイ(3) [amazon_link asins='4091285570' template='Original' store='galeglad-22' marketplace='JP'] 『ハヤテのごとく!』の畑健二郎先生新作、3巻。 本当に、全体に流れる空気もセリフの面白さも全てハヤテ。だがそれがいい。新作なのに懐かしさしかないこの感覚。 もっと言えばハヤテ初期の、「主人公が○○というヒトやモノに出会った」という1シチュエーションでの1話完結コメディが展開される心地よさが宿っている気がします。 自分がハヤテ脱落した中盤は、1話かけて本当によくわからない伏線と物語上必要なネタ振りだけで終わる回とかがあったような印象が……。 そういう「自分が好きだった頃のハヤテ」という匂いがあって、本当に良い。 ただ電車の中でKindle版読んだのですが、読み終わるまで12分しかかからなくてさすがにもう少しボリューム欲しいなと思ったりしました。 『青ブタ』アニメ2話「初デートに波乱は付き物」 [amazon_link asins='B00NH9AZTM' template='Original' store='galeglad-22' marketplace='JP'] [amazon_link asins='B07HZ87CYW' template='Original' store='galeglad-22' marketplace='JP'] シュレディンガーの猫の例えってアニメで物知りキャラが語る知識としてはそろそろ見てて恥ずかしくなる気もするのですが、この作品はちゃんと物語の核を担うものなのでさらっと流すこともできないので難しい。 本当に小説で良かった部分がことごとく減衰していてもどかしい……。麻衣と母親のシーンなんて明らかにもっと時間を割いて描写しなくてはならないのに、あらゆる「間」が完全に省略されていて、感情が全然動かされない。 3話使った1巻でこれなのに、映画化から逆算して残り4巻をおそらく9話で消化しなくてはならないという絶望。 これだったらいっそ実写ドラマ化して毎週1時間流してもらった方が良かったのでは……。 ... comment 0 favorite 0