解説記事 5年前

ニコニコ動画超新星祭の細かすぎる解説

あけましておめでとうございます。  2018/12/21に投稿した動画『ニコニコ動画超新星祭』の解説という去年からの宿題を片付けに来ました。なので、正式な新年のご挨拶は後日。  前作『ニコニコ動画新星祭』でも長々と解説を入れましたが、今回も、語り切れなかった部分の補足をしていきます。といっても全体的にはあまり変わっていないので、短くまとめるつもりです。なるべく。  今回は記事ごとには分けずにセクションで切っているので、興味のない部分は適度に読み飛ばして頂けたらと思います。  ちなみに前作の解説はこのブログではなくブロマガにあります。

 改めて見ても多すぎる……。  暇な方は、6/29のエンディング編と、7/8のあとがき編だけでも目を通してからこの記事を読むと良いかもしれません。    

構成/選曲について

 コンセプトについては投稿前の記事でも書いた通り、「短くする」ということが最大の目標でした。  これ以上長くなってしまったら誰も聴かないことは容易に想像できたし、何よりも、新星祭の悪い点が本当にそこだったのかというのを確かめたいなと。  20分超えのメドレーで殿堂入りした作品がほとんどない、という事実から考えても、20分を超えるのは絶対に避けるべきだと制作前から思いつつ、『新星祭』のどの曲もどのネタも削るにはどうしても惜しくて、あの長さになってしまいました。  ただ、「一度やったからもういいか」と思えるネタも多くて、それらをうまくカットしていけば、もっと短くリメイクできるし、その方が良いメドレーになるのではないかという考えは、制作直後から少しだけありました。    新星祭の時は年別・ジャンル別などのバランスに苦慮して、実際に誰からも文句の出ない構成になったと思っていますが、残念ながらそんなものを求めている視聴者はいなかったという事実があって、  同時に出て圧倒的に伸びた『新(く)みきょく』『ニコニコ動画宝島』『ニコニコ動画X』、選曲だけを見て「あれが入ってるのにあれが入ってない」的なことを突っ込みだしたらキリがないほどに穴だらけで、でも受け入れられているし、ニコニコニュースで「ニコニコ総決算!」みたいに言われる。入っていないもののことは、言われなければ誰も思い出さない。  12年間のニコニコをちゃんとまとめて、かつ『十年祭』のように常時2~3曲重ねもしないのであれば、やっぱり25分はどうしても必要な長さだと思うんですが、それよりも不完全にまとめた15分の方が価値がある。  だから今回は取りこぼしなく何かを選曲しよう、というある種の誠実さは捨てました。メドレーとしてのバランスを良くする中で削れるものはどんな曲であっても削ろうと。  強いて言えば「2018年6月であれば面白かったけど今見ても面白くないネタ」「2回やっても面白くないネタ」は率先して削りました。『ニコニコ動画X』は「投稿1週間でのパロディ」だから面白かったのであって、今やってもただの内輪受けですし、  「音割れポッター」「水素の音」もタイムリーではないし、「POP TEAM EPICの再放送」も今となっては何が面白いのかもわからない……。  ポプテに関してはあの頃はまだ「面白いアニメ」という記憶もありましたが、今となっては「作者がファンネル飛ばす漫画」という印象だけが残っている。    一方で今回拘ったのは「リメイクでありながら新曲を採用する」という部分。  リメイクメドレーは予定調和になってしまって視聴者の興味を引っ張り切れないという問題があって、特に『超新星祭』レベルで変化が少ないと、新曲だったり曲順入れ替えだったりを混ぜていかないと成立できないと思いました。  同時に、自分が『組曲改』『超組曲』を聴いた時に、「ああ、やっぱり新曲入っていないのか……」とガッカリしてしまった経験があって、期待していなかった新曲というのはそれだけで嬉しいし、新鮮さを感じるなと。それは『スマブラSP』でもそうでしたし。  『ロキ』『ムンナイ』で「新曲は裏にねじ込むだけか」と思わせておいて、完全な新規パートを入れる、さらにエンディングは完全に展開も別、という三段構えで、前作を聴きこんでいた人ほど楽しめる作りになるようにしました。  基本的に新曲はジャンルを散らすつもりで、2018年後半に各ジャンル(アニメ・ゲーム・ボカロ・例のアレ)から1~2曲持ってきたのですが、東方とアイマスは2018年後半に流行った曲なんて全くなかったので、ムンナイと幽閉サテライトを持ってきたり、東方アレンジ風で人気のDELTARUNEを入れたりしました。  

アレンジについて

 FL Studio 20が複数プレイリスト機能を搭載したのがとても助かった……。  実は2018年9月あたりの半額セールでMassiveを購入していました。良い音源だという話は聴いていたので。  アレンジが残念と散々言われたので、とりあえず金の力で解決してやろうと思って安易に買ったのですが、それだけで解決するほど甘いものではありませんでした。  『ゆのもきゅ』を購入する程度にはFuture Bassに最近ハマっていて、そのあたりの音源を中心に採用しましたが、実際Future Bassアレンジするにはコード進行やエフェクト面で知識がもっと必要なので、あくまでFuture Bass風味です。  

全曲解説

 手短にと言いつつもこれは書きたいので書きます。   1. POP TEAM EPIC 2. ようこそジャパリパークへ 3. Star!! 4. fantastic dreamer 5. SAKURAスキップ 6. Flip Flap 7. シャルル 8. ほのぼの神社  強い曲が多いので削れず、このすばを裏に、5~8もコンパクトにして『ロメオ』をカット。『流星娘』っぽい縮め方を意識。 9. ふ・れ・ん・ど・し・た・い 10. 吹雪 11. 創聖のアクエリオン 12. Paranoia 13. only my railgun 14. はなまるぴっぴはよいこだけ 15. 千本桜 16. 脱法ロック 17. 華鳥風月 18. 月に叢雲華に風  『新星祭』では9~13からデビルマンでしたが、ちょっとネタ曲に行くのが早すぎると思い、本来まるっと飛ばす予定だった『はなまるぴっぴはよいこだけ』などのゾーンを移植。『極楽浄土』をカットしつつ。  『華鳥風月』→『月に叢雲華に風』は「幻奏環」要素を復活。 19. デビルマンのうた ...

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