ひとりごと 2年前

Living

6月になりました。なりましたというか終わりますね。 --------------------  先月末、いろんなライブに行ってました。もう1ヶ月前ですが……。  まずダウ90000単独『10000』。ついに生でダウ90000を観れて嬉しかったです。  6本のコントは多彩な切り口で言うまでもなく面白かったのですが、個人的な好みとしては演劇の方が好きかもなーとも。  これはさらばの単独を配信で観た時にも感じたのですが、どうしても<1~2分のフリから8分程度の笑い>というパッケージが繰り返されるので、そこで一度ぶつ切りになってしまう感覚があり、  一方でダウ90000は1本のコントごとに全然違う世界観!というわけでもないので。いや、今のダウ90000で観たいのは蓮見さんの純度100%の笑いなので変に作風を変えてほしいとは全然思わないのですが、  1つの世界観で70分くらい面白い会話がずっと持続し続ける『旅館じゃないんだから』『ずっと正月』という怪物級の傑作を観せつけられた後だと、それと比較すると物足りないというか、いや贅沢すぎるんですけど。そんな感じでした。  あ、あと、これを言うと演劇好きな人から怒られると思うんですけど、意外と生で観るより配信で観る方が好きかもしれないなと思いました。  なんというか、劇場のサイズの問題かもしれないですが、割と近い距離で演じてる人がいると、急にミスするんじゃないかとか、自分の携帯が急に鳴っちゃったらどうしようとか、そういう変な心配が出てしまってコンテンツに集中できないというか……w  仕切られていない同じ空間にいることの不安がありました。ほんとに生身のコンテンツを鑑賞するのに向いてないですね。  その3日後にlyrical school『L.S.』柏公演。現体制終了のアナウンスが出てすぐに、直近の関東圏のライブを探して行きました。  リリスクほんとに3年ぶりとかだったしもうちゃんと知ってる曲も半分くらいないレベルだったんですけど、楽しかったです。やっぱりメンバーのパフォーマンスはどんどんレベルアップしているしhinakoさんは可愛い。  ただまあこれは仕方ないのですが、ケチャとか合いの手とかがないのは寂しいなーとも思いました。こんな曲だっけ?となる曲すらあった。  でも終わった後の5ショット写メとか2ショットチェキとか撮れたのは楽しかったです。一応覚えてもらっていてびっくり。日比谷野音もさすがに行こうかな。  そして5/30のヒトリエ『HITORI-ESCAPE』。こちらもリアルで行くのは3年ぶり。3年前もLIQUIDROOMだったな。  モッシュとか声出しがないのが寂しいなーと感じつつ、思ったよりは楽しめました。しかし2日目の方がセトリ良かったのでそっちに行きたかった感も。  『風、花』のカップリング『Undo』もかなり良かったので、新アルバム『Pharmacy』も楽しみです。 --------------------  あ、あとライブではないですが映画『ハケンアニメ!』も観ました。佐久間P筆頭にいろんな方が勧められていたのと、登場人物のモデルが幾原監督という話を聞いて原作から存在だけは知っていたので。  けどまあ手放しでオススメできるものでもなかったかなーというのが正直なところ。前半の展開が相当しんどくてたぶん家でプライムビデオで観てたら途中で止めてブチギレてたと思うのですが、我慢していたら後半で急に気持ちよい展開になってトータル良い映画だったーとなる感じでした。……ということはかなり良い映画なのか??  これから観る方は、アニメ業界を忠実に描くことよりも働くことそのものをテーマに置いた作品である、というのは事前に構えていた方が良いかも。「覇権アニメ」という言葉の意味がポジティブに改変されすぎてるとか、視聴率が絶対的な指標になっているので年代がはっきりしないとか、そういう違和感はあるんですけど、そこはファンタジーとして割り切るしかないと思います。お仕事作品なんてどこかでデフォルメが必要なのはそうだろうとも思うし。  それとは別に個人的にあんまり刺さらなかったのは、今いる自分の会社に良い人しかいなさすぎるせいかなと思いました。良い人というかちゃんと仕事をしてくれる人というか。  適切なコミュニケーションを取って信頼関係を築くことも仕事の一環だと理解している人しか周りにいないので、「価値観の違いから主人公と揉めるけど実は裏では良い人だったことが後でわかる」みたいなストーリー展開を見ると、「いや、良い人だとしてもその価値観の違いをきちんと事前に説明するコミュニケーションを怠るなよ」という疑問を持ってしまう。価値観を仕事に持ち込んでる時点で非があるでしょう、という。それは私自身も日々反省しているのですが。  とはいえ現実世界がそんな人ばかりではないとも思うので、ほんとに今の会社の居心地の良さに浸かりきってこの先で転職とかしてやっていけるのかな……みたいな気持ちにもなりました。 -------------------- AuDee CONNECT・水曜日【蓮見翔(ダウ90000)・紗倉まな】|蓮見翔|紗倉まな|AuDee(オーディー)  4月から始まったラジオ、AuDee CONNECT水曜日の、蓮見翔×紗倉まなのラジオがかなり面白いです。  何となくタイミングを逃して開始当初は聴けてなくて、先週から聴き始めたのですが、かなり良いです。初回から聴けばよかった……。  紗倉さんも小説やエッセイ執筆といったクリエイターの面も持っていて、価値観の一致する部分と異なる部分が適度に噛み合いつつ、当然どちらも喋れてパーソナリティー経験もあるので会話のテンポも良い。そして蓮見さんの高すぎるワードセンスから繰り出されるツッコミがしっかりと笑いを作ってくれる。『ヨブンのこと』が好きだった人に刺さるタイプのラジオでもあると思います。  朝井加藤ANN0、ヨブンのこと、YOASOBI ANNX、男女ペアのラジオって独特の面白さがあって好きなんですよね。そもそも男女の1対1の会話って同性のそれと比べても覗き見る機会が圧倒的に少ないし、特に自分にそういう距離感で会話する異性の友人がほぼいないからこそ新鮮で面白いというか。  ちなみにAuDeeCONNECT水は、ジングルにヒトリエの『シャッタードール』が使われているのも推しポイント。このタイミングでジングルにヒトリエを使うの、どう考えてもヒトリエを知ってほしいという思いを持ったスタッフがいるはずなので嬉しい。  YouTubeで毎週更新されている『ダウ9000090000000』も毎週観てます。  普段の回は公民館で収録されていて音質的に聴きづらい部分があるのですが、公開収録の回は声も聴きやすく、エピソードもダウンタウンDXでの事件を筆頭にインパクトのある話が多くて、オススメの回でした。  何よりも観客がいることでメンバーもノっているのが良かったです。別にトークが武器のメンバーではないのでやっぱり観客がいない中で話すの難しいだろうな、と改めて。  それにしても蓮見さんのツッコミの瞬発力と精度、あまりにも凄すぎる。はすまなでもそうですけど、そもそもの才能に加えてラジオ好きだけあって引き出しも豊富なので「面白いラジオ」をちゃんと作ってくれる。 --------------------  YouTubeでいうと『NOBROCKドキュメント』も面白かったです。  青春高校の元メンバーが佐久間Pにプロデュースをお願いするところから始まるんですが、本当に驚くほどグダグダというか、しっかりした目標も将来やりたいことも描けてないし佐久間Pにお願いした理由もふわっとしてるし他人の時間を割いてもらうことへの想像力も足りてないし佐久間Pに支払うお金の話もしないしいろいろとマジかって感じなんですが、  でも普通の20歳前後の子ってこんなもんだよなというか、同じ年齢で覚悟決め終わってる坂道のセンターとかが異常なだけで、就活の時の自分とかと比べたら、やりたいこととか将来像とかを考えるための材料が足りてなさすぎて社会人から見たらあまりにも欠如したものしかアウトプットできないというか。  そもそも『青春高校』がそういう普通の子をあえてピックして芸人と絡ませることでの化学反応を楽しんだ番組でもあるので、卒業後もそういう形になるのは当たり前だし、そしてそういう普通の子に常設劇場を作ってアイドルなどの活動をさせて、という中途半端な甘い夢を見せて人生を歪ませてしまったことへの責任感も(動画内では語られていないので邪推ですが)佐久間Pの中には多少あるんじゃないかなあ……とも。  そして、これが『青春高校』の枠で起きた事件だったら、5人を説教して頑張らせる茶番だったと思うんですけど、佐久間Pは『ずるい仕事術』の中でも語っているように、人を頭ごなしに怒ったり何かを強制したり、という方向性ではないマネジメントを長年やってきたビジネスマンという側面もあって、  そういう本人の意思を尊重したい部分と、でも本人が内心そんなにアイドル活動に本気でなかったとしてもそれを口に出して認めるわけがない……みたいな葛藤の中で、どのようにアプローチしていくのか、が気になる部分でもありました。 [amazon_link asins='B09RWN3VF6' template='Original']  だから正直アイドル活動を諦めますっていうエンディングでも全然良かったと思うし、もう少し……それこそメンバー1人ずつと個別面談とかしてあげた方がドキュメントとして見応えがあった気もするんですが、  さすがにそんな終わり方をしたものが世に出るわけないよなあ……という感じの展開になってきたので、たぶんこの先は普通にアイドルドキュメントになってしまいそう。そうなったとしたらかつて私が失望した青春高校の焼き直しなのであんまり観ないかなーという感じです。  いや、ほんとに1~5話までの展開は、2022年のコンテンツで最もテラスハウスに近いものだったと思います。自分はこういうタイプの人間の出るリアリティショーが好きなんだなあと改めて思いました。  ラランドニシダとかもそうですけど、クズではあるけど決して悪人ではないというか。犯罪ではないけど他人に迷惑はかけているくらいの。  多様性の尊重が叫ばれる時代において、「どこまでが個性でどこからが欠点なのか」くらいの境界線上にいる人たちと向き合うことが一番困難で、それを見捨ててしまうのが最適解になってしまうのだけど、そう簡単に割り切れない人たちの戦い。それは自分自身が現在進行形で感じていることだから余計にそう思うのかもしれませんが……。  あとこの記事のアクセス数が伸びてて笑いました。どうやら「青春高校3年c組 いじめ」で検索するとこの記事がトップに出るらしいです。なんかその検索で求められてるものとは違う気もするのですが……。でもいま読み返しても割とわかりやすくまとまっていて割と良い記事だなと思いました。改めて2016~18年頃は一応ブログ頑張ってたなあ……。 --------------------  上半期も終わりですね。今年は……個人的には結構いろいろあったんじゃないかなと思います。  ブログには何も書いてないんですけどw それなりにハードな半年でした。  特に3月以降、プライベート、特に家族関係でいろいろ起きていて、その内訳は……年末記事には書けるかなあ、どうかなあ、みたいな感じですが……ともかく、そこにかなりエネルギーを取られながらもなんとか仕事も最低限で回す、みたいな動きはできていたかなと思います。  それをなんとかやりきれたのは良かったと思いますが、一方で仕事についてはもう少し頑張れたかな……という面もあり、もっと言えば仕事以外の開発とかはだいぶ後回しになってしまったので、下半期はそのあたりのバランスを見直したい部分もあります。Nuxt3も出ますしね。  直近は結構やりたいことがはっきりあるのでそれを頑張りたいと思います。そうこうしているうちにSplatoon3も出るので、7~8月が勝負かもしれないw  相変わらずブログは月1すら危うい雰囲気ですが、何だかんだで書きたいことはあるので時々更新したいと思います。よろしくお願いします。 ...

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